KJ-50X85Kでテレビや接続したプレーヤーの音声をサウンドバーへ出すための、テレビ側の配線・設定と無音対処をまとめます。日本向けのこの型番の公式仕様と、対応するヘルプガイドに沿った手順です。
接続する前に
テレビの初期設定を済ませ、テレビ放送や見たい機器の映像が表示できる状態で進めます。型番と地域、手元の端子表示・リモコンを確認してください。ソフトウェア更新の状態で画面の項目が異なることがあります。案内した項目が見つからないときは、記事末尾の本型番の公式サポートページから説明書を確認します。
サウンドバーの説明書で、テレビ音声を受ける端子、電源と入力選択、主音量・消音の操作を先に確認します。サブウーファーやリアスピーカーの初回接続が必要なら、接続先の説明書に従って準備してください。テレビの説明書から、接続先のボタン名や無線接続手順を決めることはできません。
ケーブルをつなぎ替える前に機器の電源を外し、端子の向きとケーブルの形状を確認します。保護キャップがあれば外し、無理に押し込まないでください。配線後、適合する電源を接続して両機器を起動します。
HDMIでテレビ音声を出す
- KJ-50X85Kの[ARC]または[eARC/ARC]の表示があるHDMI入力端子を、サウンドバーのテレビ音声戻り用HDMI出力端子へつなぎます。端子の位置は型番によって異なるため、端子表示と本型番の冊子を照合してください。
- サウンドバー側は、説明書で指定されたテレビ音声の入力を選びます。外部プレーヤー用のHDMI入力端子へ、テレビの戻り音声をつながないようにします。
- テレビのリモコンの[クイック設定]から[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を開き、[オーディオシステム]にします。
- HDMI接続の設定として、[クイック設定]から[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]→[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。接続先側のHDMI機器制御も確認します。
- 音のあるテレビ番組などを再生し、接続先の主音量と消音状態を確認します。
ARC接続では、本体マイクを搭載したモデルの音声認識性能が低下する場合があると説明されています。音声認識も使う場合は、この条件を確認してください。
eARCを使う場合
個別仕様表にeARCの記載があるKJ-50X85Kでも、接続先がeARCに対応していることが必要です。イーサネット対応のHDMIケーブルを用い、[クイック設定]から[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[eARCモード]→[オート]にします。接続先のeARC機能も、その説明書に従って有効にしてください。
eARCでHDMI入力の音声を出していると、システム音や音声応答は出力されず、本体マイク搭載モデルでは音声認識性能が低下する場合があります。
画面のテキスト読み上げが有効になっている場合、説明書では[eARCモード]が選べないと案内されています。この条件に当たるときは、読み上げ機能の状態も確認してください。
対応ヘルプガイドはソニー製のプレミアム ハイスピードHDMIケーブルを推奨しています。HDMIで電源や音量を連動させられる範囲は接続先によって異なります。サウンドバーの設定画面表示や、テレビのリモコンによる全操作が使えるとは限りません。
光デジタルで接続する
- テレビの光デジタル音声出力を、サウンドバーの光デジタル音声入力へ光ケーブルでつなぎます。テレビ側は出力、接続先側は入力であることを確認してください。
- [設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]にし、サウンドバー側の光入力を選びます。接続先の説明書にある主音量・消音操作で確認します。
光の音声接続だけで、HDMIによる電源・音量連動まで使えると考えないでください。ARCに対応しない接続先とHDMIもつなぐ場合、Sonyの説明書は光デジタル接続も必要と案内しています。HDMIケーブルだけでは戻り音声を送れません。接続先の説明書と、使いたい連動機能も照合します。
視聴入力と通常の音量操作
テレビにつないだプレーヤーを見るときは、リモコンの[入力切換]を繰り返し押して、その機器の入力を選びます。または[入力切換]→左右ボタンで機器を選択→[決定]と操作します。[テレビ]ボタンを押すとテレビ放送へ戻れます。機器が接続されていないHDMI入力は、一覧に表示されない場合があります。
テレビの音量は[音量+/-]で調整し、[消音]はもう一度短く押すと音声が戻ります。消音解除のために長押ししないでください。説明書では長押しがユーザー補助機能のオン・オフに割り当てられています。リモコンの配置やボタン名は、手元のものと照合します。
サウンドバーの主音量を低めから確認します。テレビのリモコンで操作できるのは、HDMI機器制御に対応した接続先との接続など、条件を満たす場合です。光接続や連動しない場合は、まず接続先自身のリモコンで主音量と消音を確認してください。
音が出ないときの確認順
- テレビとサウンドバーの電源を確認します。
- 視聴したいテレビ番組・プレーヤーの入力と、サウンドバー側のテレビ音声入力が合っているか確認します。
- 接続先の主音量・消音と、テレビの[スピーカー出力]が[オーディオシステム]かを確認します。
- HDMI経路ではテレビの[ブラビアリンク機器制御]と接続先のHDMI機器制御を確認します。光経路では光の配線を確認します。
- テレビのARC/eARC表示のある端子と、接続先のテレビ戻り用端子がつながっているか見直します。抜き差しする場合は先に電源を外します。
- 一つの番組・アプリだけ無音なら、音がある別の素材と比較する方法があります。接続先が受けられる音声形式も説明書で確認します。
音声形式を確認する
接続先がDolby DigitalやDTSに対応しない場合、SonyはPCMを案内しています。[クイック設定]から[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[デジタル音声出力]→[PCM]を確認してください。
eARCでテレビのHDMI入力を視聴中は、音声をパススルーするため、この[デジタル音声出力]設定が無効になると説明されています。PCMへ変えるだけで、その経路の音声を必ず変換できるとは考えないでください。
光などで音量が小さい場合は、[クイック設定]から[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[デジタル音声出力の音量]も確認します。対応説明書は無音対処でこの値が最大か確認するよう案内しています。接続先の主音量は低めから調整してください。
PCMはすべての番組・アプリの無音解決や、Atmos・多チャンネル音声の維持を保証する設定ではありません。同じ素材で比較し、比較後は元の設定も見直します。
[パススルーモード]を[オート]にすると、説明書ではシステム音や音声応答が出なくなることがあると案内されています。本体マイクを搭載したモデルでは、音声認識の性能が低下する場合もあります。番組音声と操作音・音声応答を分けて確認してください。
テレビを再起動する場合
配線や入力・音量の確認後もテレビの画面やリモコン操作などが正常に動かない場合は、対応ヘルプガイドの再起動を試します。サウンドバーの工場初期化と、テレビの再起動を同じ操作として扱わないでください。
- テレビのリモコンの電源ボタンを約5秒間押し続け、テレビを再起動します。
- これでも改善しない場合は、テレビの電源コードを抜き、テレビ本体の電源ボタンを1回押します。2分間待ってから電源を接続し直し、テレビの電源を入れます。
再起動は出荷状態に戻す初期化とは別の操作です。通常の無音確認に、データや設定を消す初期化や、未確認のサウンドバーの長押し操作を追加しないでください。異常・損傷がある場合や、基本確認と対応説明書の復旧で改善しない場合は、使用を止めて本型番の公式サポートページまたは接続先メーカーへ相談してください。
この案内の範囲
この記事はKJ-50X85Kの日本向け公式資料を確認した、テレビ側の有線音声接続・設定ガイドです。特定のサウンドバーとの実機接続、音質・遅延、全番組・アプリ・音声形式の適合を測定した結果ではありません。接続先の入力名、サブウーファーやリアの操作、国外版の電源・保証条件は、その型番の公式資料で別途確認してください。