TH-65FX800でテレビ番組や接続したプレーヤーの音をサウンドバーへ出すための、テレビ側の配線・音声設定と無音対処をまとめます。本型番の日本向け公式サポートが案内する取扱説明書・ビエラ操作ガイドを確認した手順です。

接続する前に

テレビの初期設定を済ませ、番組や見たい機器の映像を表示できる状態で進めます。テレビの型番と端子表示を確認し、リモコンと画面の項目を実物で照合してください。表示が説明書と異なる場合は、記事末尾の本型番の公式資料を確認します。

サウンドバーの公式説明書で、テレビ音声を受ける端子、テレビ音声用の入力、電源、主音量と消音の操作を確かめます。サブウーファーやリアスピーカーに初回の準備が必要なら、先に接続先の説明書どおりに済ませてください。テレビの資料から、未指定のサウンドバーのボタン名や無線接続手順は決められません。

録画やUSB機器の再生などを終了させ、機器の電源を切った状態で配線を変更します。端子とケーブルの形状を確認し、無理に挿入しないでください。配線後は、両機器に適合する電源を使って起動します。

HDMIでテレビ音声を出す

  1. TH-65FX800の[HDMI1(ARC)]端子と、サウンドバーの説明書で指定されたARC対応のテレビ音声接続端子を、HDMI規格に準拠したケーブルでつなぎます。プレーヤーからの映像入力とテレビ音声の戻り経路を取り違えないでください。
  2. サウンドバーの電源を入れ、接続先の説明書で指定されたテレビ音声用の入力を選びます。
  3. テレビで[メニュー]を押します。[機器設定]→[ビエラリンク(HDMI)設定]→[ビエラリンク]を[オン]にします。接続先側のHDMI機器制御も、その説明書に従って設定します。
  4. ビエラリンク対応のシアターを接続した場合は、[メニュー]を押します。[音声調整]→[音声を切り換える]を[シアター]にします。この設定は対応シアター接続時に使えます。
  5. 音のある番組を再生し、接続先の主音量を低い状態から調整して、消音が解除されていることを確認します。

初めて設定するとき、機器の追加・再接続や設定変更をしたときは、接続した機器すべての電源を入れた状態でテレビの電源を入れ直します。その後、映像を出す接続機器について、[入力切換]で接続したHDMI入力ごとの映像を確認してください。音声だけを扱うサウンドバーに、映像出力を要求する手順ではありません。

接続先もARCに対応していれば、このテレビ音声の経路に光ケーブルを追加する必要はありません。ARC非対応の接続先では、通常のHDMI接続だけでテレビの戻り音声が出るとは限らないため、下の光接続を確認します。

光デジタルでテレビ音声を出す

サウンドバーに光入力がある場合は、テレビの[デジタル音声出力(光)]端子から、接続先の説明書で指定された光入力へ光デジタルケーブルをつなぎます。接続先の電源を入れ、光音声用の入力を選んでください。

接続先がAACやドルビーオーディオに対応していないときは、テレビで[メニュー]を押します。[音声調整]→[デジタル音声出力]を[PCM]にします。[ビットストリーム]では字幕放送やデータ放送の効果音が光出力されないため、それらの効果音を出したい場合も[PCM]を使います。

光接続だけではHDMIによる機器制御は成立しません。主音量と消音はサウンドバー側の説明書に従って操作してください。テレビの[音声を切り換える]を[シアター]にする操作を、光だけの機器へ一律に要求するものではありません。

外部機器の音をマルチチャンネルで出したい場合、公式ガイドは外部機器とアンプの接続を案内しています。テレビ経由で希望の形式が出ると決めず、外部機器と接続先の説明書を確認してください。また、HDMI入力のDVDオーディオが暗号化されている場合は、光音声出力されません。

視聴中の入力と音量

プレーヤーなどの映像を見たいときは、テレビの[入力切換]を押し、その機器をつないだ入力を選んで[決定]を押します。テレビ放送の画面へ戻るときは[元の画面]を使います。音声だけのサウンドバーをつないだ空のHDMI画面ではなく、番組やプレーヤーの映像を表示してください。

テレビの視聴入力とは別に、サウンドバーでもテレビ音声用の入力が選ばれているか確認します。入力が見つからない場合は、テレビで[メニュー]を押します。[機器設定]→[表示の設定]→[ビデオ入力表示書換/スキップ設定]を確認してください。

ビエラリンク対応シアターを選択している場合は、テレビのリモコンをテレビへ向け、[音量]や[消音]でシアターを操作できます。シアター出力中はテレビ本体の音が消え、シアターの電源を切るとテレビからの音へ戻ります。ただし、他社製HDMI CEC機器との動作は保証されていません。対応条件や機能は、接続先の説明書でも確認してください。

音が出ないとき

まず、テレビとサウンドバーの電源、テレビの視聴入力、接続先のテレビ音声入力、主音量・消音を順に確認します。別の音のある番組でも比べ、対応シアター接続時は[音声を切り換える]を確認してください。[テレビ]に戻して本体スピーカーの音を確認することも、原因を切り分ける手掛かりになります。

HDMI接続なら、テレビのHDMI1端子と接続先の指定端子、両機器のHDMI機器制御を確認します。光接続なら、光出力と接続先の光入力、光用の入力選択、対応形式と[デジタル音声出力]を確認します。配線し直すときは、録画などを終了させて電源を切ってから作業してください。

プレーヤーなどをテレビのHDMI入力で視聴していて無音になる場合は、接続元の音声出力をリニアPCMにして確認します。テレビでも[メニュー]を押します。[音声調整]→[HDMI音声フォーマット]を確認し、[PCM]で切り分けられます。これはHDMI入力の場合に使う設定で、光用の[デジタル音声出力]と同じ項目ではありません。必要に応じて[HDMI音声入力設定]も接続機器に合わせて確認してください。

PCMへ変更して、元のサラウンド形式がそのまま保たれるとは限りません。音が出るかを確認した後、両機器が扱える形式を説明書で照合してください。

接続・設定変更後に機器を認識しない場合

録画やUSB機器の再生などを終了させ、HDMI配線を確認します。接続した機器すべての電源を入れた状態で、テレビ本体の[電源]ボタンで電源を切り、入れ直してください。その後、[入力切換]で接続・設定を変えたHDMI入力ごとの映像を確認し、対応機器の操作ができるか確認します。

ここで案内するのは本体の電源を入れ直す操作です。未確認のリモコン長押しや、工場出荷状態への初期化を追加しないでください。

基本確認と本型番の公式ガイドの復旧で改善しない場合は、記事末尾の本型番のサポートページと接続先メーカーへ相談してください。異常や損傷がある場合は使用を止めます。サウンドバーの初期化や長押し操作は、その型番の説明書で必要性と手順を確認できた場合だけ行ってください。

この案内の範囲

この記事はTH-65FX800の日本向け公式資料に基づく、テレビ側の有線音声接続・設定ガイドです。特定のサウンドバーとの実機接続、音質・遅延、全番組・アプリ・音声形式への適合を測定した結果ではありません。接続先の端子・入力・操作や無線の初回準備、国外版の条件は、その型番の公式資料で別途確認してください。