YSP-4300でテレビ番組の音が出ることと、付属サブウーファーから低音が出ることは、別の接続として確認します。BRAVIA 5 K-55XR50との音声経路はHDMI ARC、サブウーファーNS-WSW160との経路はAirWiredです。

サブウーファーは無線接続ですが電源コードが必要です。近い型番のYSPでも、スピーカーケーブルを使う機種や無線設定が異なる機種があるため、操作を流用しません。

HDMI3からテレビ音声を戻す

  1. テレビ、本機、サブウーファーの電源を切り、電源コードを外して配線します。
  2. BRAVIAのHDMI3(eARC/ARC)と本機のHDMI出力(ARC)をHDMIケーブルで接続します。
  3. 配線後に本機とNS-WSW160の電源を接続します。
  4. BRAVIAの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]にします。
  5. [設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]→[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。
  6. 本機をオンにし、TV入力を選びます。本機リモコンで消音と音量を確認し、まずテレビ番組の音を出します。

本機の[設定メニュー]→[HDMI]→[HDMIコントロール]はオンが初期設定で、ARCに必要な条件です。設定画面を見るときはテレビの入力をHDMI3にし、本機リモコンの設定キーを押します。YSP-4300のメニューはHDMI経由で表示できます。

AirWiredのLINK表示とIDを確認する

サブウーファーの状態 確認すること
LINKが点灯 本機との無線接続が成立している
LINKが点滅 接続中。本機とサブウーファーの電源、グループIDを確認
接続成立後も低音が小さい サブウーファー音量と、低音を含む音源かを確認

本機とNS-WSW160は、同じグループIDにします。初期設定はA1です。本機側は[設定メニュー]→[AirWired]→[グループID]、サブウーファー側は背面スイッチで確認します。どちらか一方だけ変えても、同じIDにはなりません。

テレビ音声が正常で低音だけ出ないときは、ARCの設定を次々変更する前に、この無線接続とサブウーファー音量を調べます。YAS-201のINPUT長押しによるID更新を、YSP-4300の手順として使わないでください。

「4K2K対応」を現在の4K全機能へ広げない

日本向け説明書の映像表には、1080pや3Dに加え、4K2K対応の記載があります。したがって、1080pまでと決めつけるのも正確ではありません。一方、その表記だけから4K120、VRR、HDR、特定のHDCP版の中継を判断することもできません。

現在の映像機能を優先する機器は、映像をBRAVIAのHDMI入力へ直接送る構成から確認します。YSP-4300を映像中継にする場合は、使う機器の出力条件と本機の資料が一致するかを別に確認する必要があります。

HDMI入力とテレビからの音声を分ける

本機のHDMI入力1~4にプレーヤーをつなぐ場合は、そのHDMI入力を本機で選び、テレビはHDMI3を表示します。テレビ経由の音を聞くときは本機をTVへ戻します。

HDMI入力表には最大8ch PCM、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、DTS-HDなどがあります。光の表はPCM 2ch、Dolby Digital、DTS、AACなどです。HDMI入力表をARCにもそのまま適用して、同じ形式が全部テレビから戻るとは案内しません。本記事はARC接続で、本機のeARC受信は確立していません。

光に替えるときはTVインプットも確認する

ARCが回復しない場合、HDMIコントロールをオフで使う光接続を検討できます。オフにするとARCとHDMI連動が使えなくなるため、初期接続の最初の処置にはしません。

設定画面でHDMIコントロールをオフにし、電源を切ってテレビの光出力と本機TV光入力をつなぎます。BRAVIAの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効、スピーカー出力をオーディオシステム、本機入力をTVにします。HDMIは設定画面表示のために残せます。

本機の[HDMI]→[TVインプット]は、初期設定の[オプティカル]を確認します。[コアキシャル]に変更されていると、TVとAUXの端子割当てが入れ替わります。ARCへ戻すときはHDMIコントロールをオンにして再確認します。

無音は経路ごとに切り分ける

入力、消音、音量、配線、テレビ出力先とHDMIコントロールを確認します。直結プレーヤーだけ無音でHDMIコントロールがオフなら、[HDMI音声出力]が本機で再生する[AMP]かを確認します。この項目はコントロールがオフのときだけ変更できます。

テレビ側の[デジタル音声出力設定]は、HDMIなら[音声出力]→[オーディオシステム設定]、光なら[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]の下です。一時PCM固定で形式を切り分ける案はありますが、多チャンネル音声をそのまま保持する設定ではありません。AAC表記からMPEG-4 AAC対応を推定せず、パススルー優先も一律には選びません。

連動だけ不調なら両側の設定を確認して電源を切り入れします。改善しない場合、説明書は本機とHDMI機器の電源プラグを外し、30秒ほど後に接続し直す手順を案内しています。

実機での接続確認、音質・遅延の測定は行っていません。日本向けの公式資料に基づく配線と操作の案内です。

参照した公式資料

  • ヤマハ YSP-4300 日本向け取扱説明書:https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/2/312342/YSP-4300_3300_J.zip(YSP-4300_3300_J/YSP-4300_3300_om_J.pdf、pp.18–21, 28–30, 58–59, 63–64/p.79/pp.20–21, 29, 64, 68–69)
  • Sony:オーディオシステムをつなぐ:https://helpguide.sony.net/tv/mjp1/v1/ja/contents/TP1001676266.html
  • Sony:オーディオシステムを調整する:https://helpguide.sony.net/tv/mjp1/v1/ja/contents/TP1001676267.html
  • Sony:ブラビアリンク機能を設定する:https://helpguide.sony.net/tv/mjp1/v1/ja/contents/TP1001676278.html
  • Sony:XR50のHDMI対応端子:https://support.sony.jp/electronics/support/articles/00167110

情報確認日:2026年10月1日。