YHT-S350は、AVアンプ・サブウーファーSR-300と左右独立スピーカーNS-P705の組み合わせです。BRAVIA 5 K-55XR50の音声を光でつなぐ前に、左右スピーカーの配線を完成させます。
本機の設定では、付属の左右スピーカーに合わせたSP TYPEの2CHと、実際の左右間隔に合わせるSP DISTANCEを区別します。同じSR-300を使う構成でも、一体型スピーカー向けのBAR設定をそのまま使いません。
電源をつなぐ前に左右スピーカーを配線する
テレビと本機の電源を切り、SR-300の電源コードを外した状態で配線します。左右スピーカーを対応するRIGHT/LEFT端子へつなぎ、+と−の極性を合わせます。光ケーブルを含むすべての接続が終わってから電源をつなぎます。
片側だけ音が出ない場合は、まずその側のスピーカーケーブルを確認します。配線をやり直すときも電源を切り、コードを外してから行います。短絡で保護回路が働く場合は、音量設定の変更や再起動の繰り返しで済ませず、接続状態を確認してください。
BRAVIAの音声はDIGITAL INPUTへ送る
K-55XR50の光デジタル音声出力と、SR-300のDIGITAL INPUT光入力を接続します。HDMI入力1/2/3は外部機器用で、テレビ音声用の光入力とは別です。
- BRAVIAの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にします。
- [音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]にします。
- 本機はTV入力を選び、消音を解除して音量を調節します。
ゲーム機やレコーダーはテレビへHDMIで直接つなぐ案です。テレビでその入力を選び、本機はTVのままテレビ経由の光音声を受けます。本機を通した4K120・VRR・HDR映像の中継は確認していません。
SP TYPEは付属スピーカーなら2CH
本機リモコンの[設定]を押すと前面表示にSW LEVELが出ます。左右キーで項目を選び、センターキーで決定し、左右キーで値を変え、[設定]で終了します。テレビ画面にメニューを出す操作を前提にしません。
| SP TYPE | 説明書の対象 |
|---|---|
| 2CH | 左右独立スピーカー。初期値 |
| BAR | フロント左右・センター一体型 |
| 3CH | 左右スピーカーとセンター |
付属スピーカーでは2CHのままでよく、変更は不要です。中古品などで違う設定になっている場合は構成に合わせて確認します。SP TYPEを変更した場合は、スタンバイから電源オンへ切り替えることで有効になります。
SP DISTANCEは左右の間隔に合わせる
SP DISTANCEは視聴者からの距離ではなく、左右スピーカーの間隔に合わせる設定です。説明書は次の範囲を示しています。
| 設定 | 左右スピーカーの間隔 |
|---|---|
| NARROW | 80cm以下 |
| NORMAL | 80〜150cm。初期値 |
| WIDE | 150cm以上 |
SP TYPEが2CH/3CHの場合に表示され、サラウンドモードがオフでは無効です。項目が出ない、変更しても効かないときは、スピーカー種別とサラウンドモードを確認します。説明書の境界値は上表のとおりなので、80cm・150cm付近を厳密な音響性能の境界として保証しません。
HDMI AUDIOとHDMI CONTROLは別の設定
HDMI AUDIOの初期値AMPは本機で再生し、TVはテレビで再生する設定です。HDMI CONTROLがONの場合はHDMI AUDIOを変更できません。
HDMI CONTROLは初期値ONですが、光ケーブルだけでテレビとのHDMI連動が成立するわけではありません。HDMI接続も使う場合はテレビ側の制御を有効にして動作を確認する必要があり、対応テレビでも全動作が保証されるとは限りません。本記事の光接続では、本機リモコンで入力と音量を操作できることを先に確認します。
音が出ないときは左右と全体を分ける
片側だけ無音ならそのスピーカー配線、左右とも無音ならTV入力、消音、音量、光ケーブル、テレビの光出力有効・スピーカー出力を確認します。
テレビ経由の特定音声だけ無音なら、BRAVIAの[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[デジタル音声出力設定]で、一時的に[PCM固定]を試す案があります。常用の多チャンネル維持を保証する設定ではありません。
操作に反応しない場合は、本機をスタンバイにし、電源プラグを抜いて約30秒後に接続し、電源を入れる説明書の手順で確認します。
実機での接続確認、音質・遅延の測定は行っていません。日本向けの公式資料に基づく配線と操作の案内です。
参照した公式資料
- BRAVIA 5(XR50シリーズ) 主な仕様:
https://www.sony.jp/bravia/products/K-XR50/spec/(仕様表 > 入出力端子系統数 > 光デジタル音声出力端子) - ヘルプガイド | オーディオシステムをつなぐ:
https://helpguide.sony.net/tv/mjp1/v1/ja/contents/TP1001676266.html(光デジタルケーブル接続) - ヘルプガイド | オーディオシステムを調整する:
https://helpguide.sony.net/tv/mjp1/v1/ja/contents/TP1001676267.html(HDMIケーブルや光デジタルケーブルでつないだオーディオシステムを調整する > 手順1/HDMIケーブルや光デジタルケーブルでつないだオーディオシステムを調整する > ご注意 > デジタル音声出力設定) - YHT-S350 日本向け取扱説明書:
https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/9/315549/YHT-S350_J-1.pdf(pp.2–4, 6, 8–10/pp.16–18/pp.17, 19–20)
情報確認日:2026年10月1日。