BRAVIA 5 K-55XR50とHT-Z9Fは、テレビのHDMI 3とHT-Z9FのeARC/ARC対応HDMI出力をつなぎます。ただし、HT-Z9FのeARCは本体アップデートで追加された機能です。配線が正しくても、更新と両側の設定を確認しないまま、テレビ経由でTrueHDや多チャンネルLPCMが使えるとは判断できません。
HT-Z9Fは3.1ch構成で、別体のワイヤレスサブウーファーを使います。HDMI入力は2系統、HDMI出力は1系統です。テレビの音声を受けるのは出力側で、入力2系統は再生機器を直接つなぐために使います。
最初にテレビ音声の経路を作る
テレビとHT-Z9Fの電源を切り、テレビのHDMI 3からHT-Z9FのeARC/ARC対応HDMI出力へ接続します。eARC用にはイーサネット対応HDMIケーブルを使います。テレビのヘルプガイドでは認証済みプレミアムハイスピードHDMIケーブルが推奨されています。接続後はテレビを先に、次にHT-Z9Fを起動し、HT-Z9Fの入力を[TV]にします。
テレビは[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]は[オーディオシステム]にします。HT-Z9F側のHDMI機器制御も有効にしてください。
eARCの更新条件と設定場所を確認する
公式FAQでは、HT-Z9FのeARCは2018年10月の本体アップデートで追加された機能とされています。公式仕様の条件も、ソフトウェアを最新バージョンに更新することです。更新方法と現在のバージョンはHT-Z9Fの公式サポートで確認します。
HT-Z9F側の確認場所は[ホーム]→[設定する]→[詳細設定]→[HDMI設定]→[eARC]です。eARCを利用する構成では有効になっているか確認します。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[eARC設定]を[オート]にします。
同じFAQにあるeARCを切る対処は、eARC非対応テレビで起こる問題への案内です。eARC対応のK-55XR50と組み合わせる通常設定として、その対処だけを適用しないでください。
3.1chの構成と受け取れる音声を分ける
HT-Z9FのeARC入力にはDolby TrueHD、Dolby Atmos、DTS:X、2ch/5.1ch/7.1chのLPCMが記載されています。一方、ARCの表にはDolby Digital PlusとそのAtmos、2ch LPCMなどが記載され、TrueHDや多チャンネルLPCMをeARCと同じ経路として扱えません。
3.1chはスピーカー構成、7.1ch LPCMなどは入力信号の条件です。受け取れる形式だけで、スピーカーの数や実際の聞こえ方は決まりません。作品、再生機器、テレビの音声出力まで、目的の形式が渡る条件を確認してください。
2系統の入力とテレビ直結を使い分ける
テレビへつないだ再生機器を使う場合、HT-Z9Fの入力は[TV]のままです。HT-Z9FのHDMI入力へつないだ機器を使う場合は、その入力番号へ切り換え、テレビはHDMI 3を選んで転送された映像を表示します。テレビ番組へ戻るときはHT-Z9Fも[TV]へ戻します。
HT-Z9Fには4K/60p、HDR、Dolby Vision、HLGなどの映像対応が記載されていますが、それだけで4K/120HzやVRR、ALLMの通過対応は確認できません。これらを使うゲーム機はテレビのHDMI 4へ直接つなぐ構成をおすすめします。
テレビの[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選びます。XR50シリーズの4K/120Hz案内は[拡張フォーマット(詳細)]です。ウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは接続機器とテレビの設定も確認します。
無音は入力と設定から切り分ける
テレビ全体が無音なら、HDMI 3とHT-Z9Fの出力側の接続、テレビのスピーカー出力、HT-Z9Fの[TV]入力、両側のHDMI機器制御、eARC設定の順に確認します。TV音声の入力方法を選ぶ項目がある場合は自動を確認します。差し直すときは電源を切り、テレビから順に起動します。
特定の作品だけ無音なら、テレビの[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]で[PCM固定]を一時的に比較する方法があります。これは形式を変えて原因を探す操作で、Atmosや多チャンネル音声を保つ設定ではありません。比較後は元の設定と作品の音声を見直します。HT-Z9Fへ直接つないだ機器だけ無音なら、先にそのHDMI入力番号を確認してください。
光接続へ切り換えるときの条件
光で切り分ける場合は、電源を切ってテレビの光出力からHT-Z9Fの光入力へつなぎます。テレビの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にし、HT-Z9Fは[TV]を選びます。ARC/eARC設定があれば無効にし、TV音声の入力方法を選ぶ項目があれば光側を選びます。
光入力の対応表はDolby Digital、DTS、2ch LPCMなどで、eARC入力とは異なります。TrueHDやDTS:Xを光へ移して同じ条件で使う経路にはなりません。光だけの比較ではテレビとのHDMI接続を外して経路を分けられますが、その間はHT-Z9F経由の映像やHDMI連動も使えません。光側のPCM設定は[光デジタル音声出力設定]内で確認します。
公式情報に基づく接続ガイドで、この組み合わせの実機動作は検証していません。確認日:2026年9月30日。