HT-X9000FをBRAVIA 5 K-55XR50へつなぐときは、HDMI 3からeARC/ARC対応HDMI出力へ接続します。ただし、eARCを使う前にHT-X9000Fのソフトウェア更新を確認してください。HT-X9000Fは発売後の2018年10月の更新でeARC機能が追加されたモデルです。
現在の公式仕様にも、eARC関連の対応には最新版ソフトウェアへの更新が必要という条件があります。古い取扱説明書のARC説明だけで判断したり、現在の対応表だけを見て未更新の本体にも同じ機能があると考えたりしないことが大切です。
eARCを使う前に本体ソフトウェアを確認
HT-X9000Fの公式更新案内で、本体のバージョン確認と更新方法を確認します。更新する場合は案内された手順に従い、完了後に接続設定を行ってください。テレビ側がeARC対応でも、サウンドバー側の更新条件は別に満たす必要があります。
HT-X9000Fは2.1ch構成で、外部ワイヤレスサブウーファーを使います。HDMI入力は1系統、テレビ用のHDMI出力も1系統です。テレビから音声を戻すケーブルは、HDMI入力ではなく出力側へ接続します。
テレビのHDMI 3へつないで基本設定をそろえる
テレビとHT-X9000Fの電源を切って接続し、サブウーファーにも電源を接続します。接続後はテレビ、HT-X9000Fの順に電源を入れ、サウンドバーの入力を[TV]にします。HT-X9000F側のHDMI機器制御も有効にします。
BRAVIA 5の[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で、[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。続いて[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]に変更します。
テレビ側は[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[eARC設定]を[オート]にします。eARC接続にはイーサネット対応HDMIケーブルを使います。テレビのヘルプガイドでは、認証済みのプレミアムハイスピードHDMIケーブルが推奨されています。
HT-X9000Fでは[ホーム]→[設定する]→[詳細設定]→[HDMI設定]→[eARC]を確認し、eARCを有効にします。ソニーの案内には、eARC非対応テレビで問題が出る場合にサウンドバーのeARCを切る対処もありますが、eARC対応のBRAVIA 5で通常使う設定とは条件が違います。最初からその対処を当てはめないでください。
ARCと更新後eARCの音声形式を区別する
更新後のeARC対応には、Dolby TrueHDを使うDolby Atmos、DTS:X、マルチチャンネルLPCMが含まれます。これらを使いたい場合は、本体更新、両側のeARC設定、再生する機器と作品の音声を確認します。
HT-X9000FのHDMI入力で対応している形式と、テレビからARCで戻せる形式は同じではありません。特にTrueHDや多チャンネルのLPCMを、ARC接続だけで受けられると読み替えないようにします。
ゲーム機の直結と4K/60Hzのサウンドバー経由
4K/120HzやVRR、ALLMを使うゲーム機は、BRAVIA 5のHDMI 4へ直接つなぐ構成をおすすめします。HDMI 3はサウンドバーとの音声接続用に残せます。テレビのHDMI 3とHDMI 4がこれらの機能に対応しています。
4K/120Hzの設定は[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選び、XR50シリーズの公式案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。4K/120Hz用にはウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは接続機器の対応とテレビ側の設定も確認してください。サウンドバーを通した4K/120HzやVRRの動作は、ここで確認した仕様からは保証できません。
HT-X9000FのHDMI入力へ再生機器をつなぎ、高精細な4K/60Hz映像を通す場合は、サウンドバーのHDMI信号フォーマットを[拡張フォーマット]にし、18Gbps対応のプレミアムハイスピードHDMIケーブルを使うという公式条件を確認します。テレビ側も使用するHDMI端子の信号フォーマットを合わせ、HDRは出力機器側の設定も確認します。4K/60Hzの案内を、4K/120Hzの対応と混同しないでください。
音が出ない場合は更新条件と接続設定を分けて確認
音がまったく出ないときは、テレビのHDMI 3からサウンドバーのHDMI出力へつながっているか、テレビのスピーカー出力が[オーディオシステム]か、サウンドバーの入力が[TV]かを順に確認します。次に両側のHDMI機器制御を確認し、電源を切ってケーブルを差し直します。電源はテレビを先に入れ、そのあとサウンドバーを入れて確認します。
番組やアプリを変えたときだけ無音になる場合は、接続全体の故障と決めつけず、音声形式を切り分けます。テレビの[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]で[PCM固定]を一時的に試す方法があります。音が戻った場合は、元の設定と再生していた音声形式を確認してください。PCM固定は出力形式を変える設定なので、すべての用途でそのまま使うことを勧めるものではありません。光接続の場合、この設定は[光デジタル音声出力設定]の下にあります。
eARCでだけ問題があるときは、HT-X9000Fの更新状態と両側のeARC設定に戻って確認します。バー本体は鳴るのにサブウーファーだけ静かな場合は、サブウーファーの電源、ランプ、音量を確認し、無線接続の再設定はHT-X9000Fの[セキュアリンク]の手順を使います。
光接続は音声形式を分けて使う
HDMIで音が出ず、まずテレビ音声を聞ける状態に戻したいときは、光デジタル接続を試せます。テレビの光デジタル音声出力からサウンドバーの光デジタル入力へつなぎます。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にします。
サウンドバーはテレビ音声を受ける[TV]入力へ切り換えます。ARCやeARCの設定がある機種では無効にし、テレビ音声の入力方法を選ぶ項目がある場合は光デジタル側を選びます。設定項目の有無や名称は機種ごとに確認してください。光接続の音声形式は光入力の対応表で確認します。
光接続へ切り換えた状態では、更新後eARCで使えるTrueHDやDTS:Xと同じ音声経路にはなりません。更新確認とeARC設定を先に済ませておくと、古い説明書と現在の本体機能の違いに迷わず接続を進められます。
公式情報を基に整理した接続ガイドです。この組み合わせの実機動作は検証していません。
公式仕様と接続手順の確認日:2026年9月30日。