BRAVIA 5 K-55XR50とHT-ST9は、テレビのHDMI 3からHT-ST9のARC対応HDMI出力へ接続してテレビ音声を聞く構成が基本です。HT-ST9のHDMI入力は3系統ありますが、著作権保護された4K映像に関わるHDCP2.2は入力1だけに対応します。さらにHDRは非対応です。この二つを分けて、映像機器の接続先を選びます。
HT-ST9は7.1ch構成で、別体のワイヤレスサブウーファーを使います。多チャンネル音声の直接入力と、テレビから戻すARCでは、対応する音声形式も同じではありません。
ARCでテレビ音声を聞くための接続
テレビとHT-ST9の電源を切り、テレビのHDMI 3とHT-ST9のARC対応HDMI出力をHDMIケーブルでつなぎます。テレビの案内では認証済みプレミアムハイスピードHDMIケーブルが推奨されています。接続後はテレビを先に起動し、HT-ST9の入力を[TV]にします。
テレビの[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]は[オーディオシステム]です。
HT-ST9側もHDMI機器制御を有効にします。ARCの設定項目があれば有効にし、TV音声の入力方法を選ぶ項目があれば自動を確認します。項目の有無と操作はHT-ST9の説明書に合わせ、他機種のメニュー階層を流用しません。
HDCP2.2は3入力すべての機能ではない
ソニーの発売資料では、HT-ST9のHDCP2.2対応はHDMI入力1で、入力2と入力3は非対応と明記されています。HDCP2.2を必要とする4K機器をHT-ST9へ直接つなぐなら、入力番号の確認が必要です。
ただし、入力1を選べばどの4K映像も通せるわけではありません。公式FAQではHT-ST9はHDR非対応で、4K/50Hz・60Hzの対応信号はYCbCr 4:2:0、8bitとされています。HDCP2.2という保護方式と、HDRや色信号の条件は別です。入力1への差し換えだけでHDRの問題を解消しようとしないでください。
HDRや高フレームレート映像はテレビへ直接つなぐ
HDR映像を使う機器は、映像をHT-ST9へ通さずテレビへ直接つなぐ構成をおすすめします。テレビからHT-ST9へはARCで音声を戻し、HT-ST9の入力は[TV]のままにします。
4K/120Hz、VRR、ALLMを使うゲーム機はテレビのHDMI 4を選ぶと、HDMI 3をARC用に残せます。テレビのHDMI 3と4がこれらの機能に対応しています。HT-ST9を通した同じ機能の対応は確認できていません。
[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]でHDMI 4を選び、XR50の4K/120Hz案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。ウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRの対応と設定も確認してください。旧機器経由の映像対処にある標準フォーマットを、このテレビ直結経路へ一律に適用しません。
ARC音声とプレーヤー直結の違い
HT-ST9のHDMI入力にはDolby TrueHD、DTS-HD Master Audio、2ch/5.1ch/7.1ch LPCMなどが記載されています。ARCの表に記載されるDolby Digital、DTS 96/24、2ch LPCM、MPEG-2 AACとは区別が必要です。テレビがeARC対応でも、HT-ST9へのARC経路をTrueHDや多チャンネルLPCMの経路として扱えません。
ディスクの目的の音声をHT-ST9へ直接入れるなら、プレーヤーをHDMI入力へつなぎ、HT-ST9でその入力番号、テレビでHDMI 3を選びます。このとき映像もHT-ST9を通るため、HDR非対応などの制限が残ります。テレビ直結で映像条件を優先するか、直接入力で音声条件を選ぶかを、再生する作品と機器に合わせて判断します。
無音は経路ごとに確認する
テレビ音声がすべて出ないときは、HDMI 3とHT-ST9の出力側、テレビの[オーディオシステム]、HT-ST9の[TV]入力、両側のHDMI機器制御、ARC設定を確認します。音量と消音も確認し、ケーブルを差し直す際は電源を切ります。再起動はテレビを先にします。
特定のテレビ経由音声だけ無音なら、[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]の[PCM固定]を一時的に比較できます。音声形式が変わるため、多チャンネルのまま改善する操作ではありません。直接入力だけの無音なら、先に入力番号と再生機器の音声出力を確認します。
光へ切り換えるときもテレビ用入力を選ぶ
電源を切ってテレビの光出力からHT-ST9の光入力へ接続します。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にし、HT-ST9は[TV]を選びます。ARC設定があれば無効にし、TV音声の入力方法を選ぶ項目があれば光側にします。
光入力にはDolby Digital、DTS、2ch LPCM、MPEG-2 AACが記載されています。HDMI入力のTrueHDや多チャンネルLPCMを光で同じように受ける構成ではありません。光だけの比較でテレビとのHDMIを外す間は、HT-ST9経由の映像やHDMI連動も使えません。
公式情報に基づく接続ガイドで、この組み合わせの実機動作は検証していません。確認日:2026年9月30日。