BRAVIA 5 K-55XR50とHT-ST5000を組み合わせるときは、テレビ音声を戻すeARCと、再生機器をHT-ST5000へ直接つなぐHDMI入力を分けて考えます。ディスク音声の条件と、ゲームの4K/120Hzなどの映像条件では、選びたい経路が異なります。

HT-ST5000は7.1.2ch構成で、別体のワイヤレスサブウーファーを使います。HDMI入力は3系統、出力は1系統です。スピーカー構成の数字だけで、テレビ経由の入力音声やすべての作品の再生条件が決まるわけではありません。

テレビとの接続はHDMI 3から出力側へ

両機の電源を切り、K-55XR50のHDMI 3とHT-ST5000のテレビ接続用HDMI出力をつなぎます。eARCにはイーサネット対応HDMIケーブルを使います。テレビの案内では認証済みプレミアムハイスピードHDMIケーブルが推奨されています。接続後はテレビ、HT-ST5000の順に起動し、HT-ST5000の入力を[TV]にします。

テレビの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]にします。[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]→[ブラビアリンク機器制御]も有効にし、HT-ST5000側のHDMI機器制御も確認します。

eARCは本体更新と両側の設定が前提

HT-ST5000のeARCは2018年10月の本体アップデートで追加されました。公式仕様ではソフトウェアを最新バージョンに更新することが条件です。まず公式サポートの更新手順とバージョンを確認してください。

HT-ST5000側は[ホーム]→[設定]→[本体設定]→[HDMI設定]→[eARC]で有効か確認します。HT-Z9Fの[設定する]→[詳細設定]とは階層が違うため、他機種の操作をそのまま当てはめません。

テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[eARC設定]を[オート]にします。公式FAQのeARCを切る対処は非eARCテレビ向けの条件付き案内で、K-55XR50でeARCを使う通常構成とは分けます。

ディスクの音声はeARCと直接入力を比較する

HT-ST5000のHDMI入力とeARC入力には、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、DTS:Xなどが記載されています。eARCの公式FAQでは多チャンネルLPCMも説明されています。ARCの表にはDolby Digital PlusとそのAtmos、2ch LPCMなどがあり、ARCをTrueHDや多チャンネルLPCMの経路として扱えません。

テレビにつないだプレーヤーから目的の音声を渡す場合は、テレビの出力設定も含めてeARCの条件を確認します。プレーヤーをHT-ST5000のHDMI入力へ直接つなぐ方法もあります。その場合はHT-ST5000で接続先の入力番号を選び、テレビはHDMI 3に切り換えます。作品が持つ音声とプレーヤーの出力設定は、どちらの経路でも確認が必要です。

3系統の入力とゲーム用HDMI 4を整理する

HDMI入力が3系統あるため、HT-ST5000側へ複数の再生機器を接続できます。接続した番号を記録すると、テレビ側とHT-ST5000側で別の入力を選ぶ間違いを減らせます。テレビ直結機器とテレビ番組の音声は[TV]、HT-ST5000直結機器は対応するHDMI入力です。

HT-ST5000には4K/60p、HDR、Dolby Vision、HLGの対応が記載されていますが、4K/120HzやVRR、ALLMの通過対応まで確認したものではありません。これらを使うゲーム機はテレビのHDMI 4へ直接つなぎ、HDMI 3を音声用に残す構成をおすすめします。

テレビの[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選び、XR50の案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。ウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは機器の対応とテレビ側の設定も確認してください。

テレビ音声と直接入力の無音を分ける

テレビ番組も無音なら、テレビのHDMI 3とHT-ST5000の出力側、[オーディオシステム]、[TV]入力、両側のHDMI機器制御、eARC設定を確認します。TV音声入力の選択項目がある場合は自動を確認します。差し直す際は電源を切り、テレビから先に起動します。

HDMI入力へつないだプレーヤーだけ無音なら、その入力番号とプレーヤーの出力を先に確認します。テレビ経由の特定作品だけ無音なら、[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]の[PCM固定]を一時的な比較に使えます。形式を変える操作なので、Atmosや多チャンネル音声を維持する対処ではありません。比較後は元の設定を見直します。

光接続は音声形式が変わる代替経路

光へ切り換える場合は、電源を切ってテレビの光出力とHT-ST5000の光入力をつなぎます。テレビの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にし、HT-ST5000は[TV]を選びます。ARC/eARC設定があれば無効にし、TV音声の入力方法を選ぶ項目があれば光側にします。

光入力の表にはDolby Digital、DTS、2ch LPCM、MPEG-2 AACが記載されています。eARCやHDMI入力のTrueHD、Atmos、DTS:Xを同じ条件で使う代替経路ではありません。HDMIを外して光だけを比較する間は、HT-ST5000経由の映像やHDMI連動も使えません。光側のPCM設定は[光デジタル音声出力設定]内にあります。

公式情報に基づく接続ガイドで、この組み合わせの実機動作は検証していません。確認日:2026年9月30日。