HT-RT5をBRAVIA 5 K-55XR50へつなぐテレビ音声の基本は、テレビのHDMI 3からサウンドバーのARC対応HDMI出力へ接続する方法です。HT-RT5は別体サブウーファーと左右の後方スピーカーを使う5.1chモデルです。

接続時は、テレビからバー本体へ音声が届くかという確認と、後方スピーカーやサブウーファーの無線接続の確認を分けます。後方スピーカーが無線で音声を受ける構成でも、電源ケーブルは必要です。

バー、サブウーファー、左右の後方スピーカーに電源を用意

HT-RT5の公式仕様には、左右のサラウンドスピーカーとその電源ケーブルが記載されています。設置場所を決める際は、バー本体とサブウーファーに加えて、後方の左右スピーカーにも電源を接続できるか確認します。

テレビとHT-RT5の電源を切り、テレビのHDMI 3からHT-RT5のARC対応HDMI出力へ接続します。付属ケーブルは光デジタル音声コードなので、HDMI接続用のケーブルは別途用意してください。接続後はテレビ、オーディオ機器の順に電源を入れます。

テレビ音声を受けるARC設定

BRAVIA 5の[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で、[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。続いて[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]に変更します。

HT-RT5は[TV]入力を選び、HDMI機器制御も有効にします。設定名や操作はHT-RT5の画面と取扱説明書で確認します。外部機器用HDMI入力が3系統あっても、テレビ音声を受けるケーブルはHDMI出力側へつなぎます。

HT-RT5のARC対応表にはDolby Digital、2chのLPCM、MPEG-2 AACなどが記載されています。5.1chのスピーカー構成という説明と、テレビから受ける音声信号の形式は別です。番組の音声や設定を確認せず、どの音声でも後方スピーカーから同じように音が出るとは判断しないでください。

後方スピーカーだけ静かな場合は無線経路を確認

バー本体からテレビ音声が出るなら、テレビからHT-RT5までの接続はまず動作を確認できています。後方スピーカーやサブウーファーだけ静かな場合は、該当スピーカーの電源、ランプ、無線接続の状態を先に確認します。

ソニーの公式FAQはHT-RT5のサラウンドスピーカーも対象としています。無線接続の再設定が必要な場合は、HT-RT5の取扱説明書にある[ワイヤレス通信する機器を特定する(セキュアリンク)]を使います。別の機種のLINKボタン操作をそのまま試さないでください。

HT-RT5にはD.C.A.C.DXによる自動音場補正もあります。電源と無線接続を確認し、説明書に従って設置に合う調整を行います。音場補正の実行で、電源未接続や無線リンク未成立を解消できると考えないようにします。

4K機器は映像形式を確認して接続先を選ぶ

HT-RT5の公式説明では、サウンドバー経由の4K/50Hz・60Hz映像はYCbCr 4:2:0/8bitのみという条件があります。HDCP 2.2対応という記載だけから、あらゆる4K信号を通せるとは判断できません。必要な映像形式が合わない場合は、再生機器をテレビへ直接つなぐ構成を選びます。

4K/120HzやVRR、ALLMを使うゲーム機は、BRAVIA 5のHDMI 4へ直接つなぐ構成をおすすめします。HDMI 3はサウンドバーとの音声接続用に残せます。テレビのHDMI 3とHDMI 4がこれらの機能に対応しています。

4K/120Hzの設定は[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選び、XR50シリーズの公式案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。4K/120Hz用にはウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは接続機器の対応とテレビ側の設定も確認してください。サウンドバーを通した4K/120HzやVRRの動作は、ここで確認した仕様からは保証できません。

HT-RT5へ再生機器を直接つなぐ場合は、接続したHDMI入力をサウンドバーで選びます。HDMI入力にはTrueHDやDTS-HD Master Audio、マルチチャンネルLPCMの対応がありますが、テレビからのARC音声へ同じ対応を移して説明することはできません。

全体が無音の場合と光接続への切り換え

音がまったく出ないときは、テレビのHDMI 3からサウンドバーのHDMI出力へつながっているか、テレビのスピーカー出力が[オーディオシステム]か、サウンドバーの入力が[TV]かを順に確認します。次に両側のHDMI機器制御を確認し、電源を切ってケーブルを差し直します。電源はテレビを先に入れ、そのあとサウンドバーを入れて確認します。

番組やアプリを変えたときだけ無音になる場合は、接続全体の故障と決めつけず、音声形式を切り分けます。テレビの[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]で[PCM固定]を一時的に試す方法があります。音が戻った場合は、元の設定と再生していた音声形式を確認してください。PCM固定は出力形式を変える設定なので、すべての用途でそのまま使うことを勧めるものではありません。光接続の場合、この設定は[光デジタル音声出力設定]の下にあります。

HDMIで音が出ず、まずテレビ音声を聞ける状態に戻したいときは、光デジタル接続を試せます。テレビの光デジタル音声出力からサウンドバーの光デジタル入力へつなぎます。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にします。

サウンドバーはテレビ音声を受ける[TV]入力へ切り換えます。ARCやeARCの設定がある機種では無効にし、テレビ音声の入力方法を選ぶ項目がある場合は光デジタル側を選びます。設定項目の有無や名称は機種ごとに確認してください。光接続の音声形式は光入力の対応表で確認します。

光で音声が出ても、後方スピーカーへの電源と無線接続は別に必要です。ARC接続、各スピーカーの電源、無線接続、再生音声の形式を分けて確認すると、テレビ側の設定を何度も変えずに問題の箇所を絞れます。

公式情報を基に整理した接続ガイドです。この組み合わせの実機動作は検証していません。

公式仕様と接続手順の確認日:2026年9月30日。