BRAVIA 5 K-55XR50とHT-NT5のテレビ音声は、テレビのHDMI 3からHT-NT5のARC対応HDMI出力へ接続して受けます。HT-NT5は2.1ch構成で、別体ワイヤレスサブウーファーと外部機器用のHDMI入力3系統を備えています。

このモデルでは、HDMI入力に対応するTrueHDや多チャンネルLPCMと、テレビからARCで戻す音声を分けて考えます。使いたい音声形式だけを見て接続を決めず、その形式がどの入力経路に対応するのか確認することが大切です。

テレビ音声のケーブルはHDMI出力へ接続

テレビとHT-NT5の電源を切り、HDMI 3とHT-NT5のARC対応HDMI出力をつなぎます。サブウーファーにも電源を接続します。テレビ、サウンドバーの順に電源を入れ、HT-NT5の入力を[TV]にします。

BRAVIA 5の[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で、[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。続いて[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]に変更します。

HT-NT5側のHDMI機器制御も有効にします。機種の画面と取扱説明書で設定を確認してください。公式仕様には4K/60p・18Gbps対応の1.5m HDMIケーブルが付属すると記載されていますが、手元のケーブルの状態と必要な長さは接続前に確認します。

TrueHDや多チャンネルLPCMを使う経路

HT-NT5のHDMI入力は、Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audio、2ch/5.1ch/7.1chのLPCMなどに対応します。ARCの対応表にはDolby Digital、2chのLPCM、MPEG-2 AACなどが記載され、HDMI入力と同じ一覧ではありません。

再生機器からHT-NT5のHDMI入力へ直接音声を送る場合は、サウンドバーの入力を接続したHDMIへ切り換えます。テレビ内蔵アプリや放送の音声を聞く場合は[TV]へ戻します。HT-NT5のHDMI入力対応だけを根拠に、テレビへ接続した機器のTrueHDをARCでそのまま戻せるとは説明できません。

高精細4K/60Hzをサウンドバー経由で表示する条件

HT-NT5の公式仕様には4K/60pのYUV 4:4:4、HDR、HLG、HDCP 2.2、18Gbpsへの対応があります。高精細な4K/60Hz映像をHT-NT5経由で表示する場合は、公式案内の設定とケーブル条件をそろえます。

サウンドバー側のHDMI信号フォーマットを[拡張フォーマット]にし、イーサネット対応の18GbpsプレミアムハイスピードHDMIケーブルを使います。テレビ側も使用端子のHDMI信号フォーマットを[拡張フォーマット]にし、HDRを使う出力機器はHDR設定を確認します。サウンドバーからテレビまでだけでなく、再生機器からサウンドバーまでのケーブルも確認してください。

これらの4K/60Hz条件は、4K/120HzやVRRの通過を保証する説明ではありません。映像機能の条件が変わる場合は、接続経路も見直します。

4K/120Hzのゲームを優先する場合

4K/120HzやVRR、ALLMを使うゲーム機は、BRAVIA 5のHDMI 4へ直接つなぐ構成をおすすめします。HDMI 3はサウンドバーとの音声接続用に残せます。テレビのHDMI 3とHDMI 4がこれらの機能に対応しています。

4K/120Hzの設定は[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選び、XR50シリーズの公式案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。4K/120Hz用にはウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは接続機器の対応とテレビ側の設定も確認してください。サウンドバーを通した4K/120HzやVRRの動作は、ここで確認した仕様からは保証できません。

テレビ直結ならゲーム機の映像をHT-NT5へ通しませんが、ゲーム音声はARCで受ける構成です。そのため、HT-NT5のHDMI入力で使える多チャンネルLPCMと同じ受信条件にはなりません。映像機能と音声形式のどちらを使いたいかを決めて接続を選びます。

無音になったときと低音だけ出ないとき

音がまったく出ないときは、テレビのHDMI 3からサウンドバーのHDMI出力へつながっているか、テレビのスピーカー出力が[オーディオシステム]か、サウンドバーの入力が[TV]かを順に確認します。次に両側のHDMI機器制御を確認し、電源を切ってケーブルを差し直します。電源はテレビを先に入れ、そのあとサウンドバーを入れて確認します。

番組やアプリを変えたときだけ無音になる場合は、接続全体の故障と決めつけず、音声形式を切り分けます。テレビの[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]で[PCM固定]を一時的に試す方法があります。音が戻った場合は、元の設定と再生していた音声形式を確認してください。PCM固定は出力形式を変える設定なので、すべての用途でそのまま使うことを勧めるものではありません。光接続の場合、この設定は[光デジタル音声出力設定]の下にあります。

サウンドバーのHDMI入力を使ったあとにテレビ音声だけ出ない場合は、[TV]へ戻っているかも確認します。サブウーファーだけ静かな場合は、電源、ランプ、音量、無線接続を見ます。再接続はHT-NT5の取扱説明書の[LINK]に従います。

光入力を使う場合は対応形式を再確認

HDMIで音が出ず、まずテレビ音声を聞ける状態に戻したいときは、光デジタル接続を試せます。テレビの光デジタル音声出力からサウンドバーの光デジタル入力へつなぎます。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にします。

サウンドバーはテレビ音声を受ける[TV]入力へ切り換えます。ARCやeARCの設定がある機種では無効にし、テレビ音声の入力方法を選ぶ項目がある場合は光デジタル側を選びます。設定項目の有無や名称は機種ごとに確認してください。光接続の音声形式は光入力の対応表で確認します。

HT-NT5のHDMI入力に記載されたTrueHDや多チャンネルLPCMは、光入力の対応を示すものではありません。テレビ音声はARC、対応する外部機器の音声を直接受ける場合はHDMI入力と整理し、映像の設定も経路ごとに確認してください。

公式情報を基に整理した接続ガイドです。この組み合わせの実機動作は検証していません。

公式仕様と接続手順の確認日:2026年9月30日。