BRAVIA 5 K-55XR50とHT-CT790のテレビ音声は、HDMI 3からHT-CT790のARC対応HDMI出力へ接続して受けます。HT-CT790は2.1chのワイヤレスサブウーファー付きモデルで、外部機器用のHDMI入力を3系統備えています。

三つのHDMI入力は再生機器をつなぐための端子です。テレビ内蔵アプリや放送の音声を聞くARC接続とは経路が違うため、ケーブルの接続先とサウンドバーの入力切り換えを分けて考えます。

テレビ用ケーブルはHT-CT790のHDMI出力へ

テレビとHT-CT790の電源を切り、テレビのHDMI 3とサウンドバーのARC対応HDMI出力をつなぎます。サブウーファーにも電源を接続し、テレビ、サウンドバーの順に電源を入れます。テレビ音声を聞くときは、HT-CT790の入力を[TV]にします。

BRAVIA 5の[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で、[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。続いて[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]に変更します。

HT-CT790側もHDMI機器制御を有効にします。機種の画面と取扱説明書で設定項目を確認してください。BRAVIA 5のHDMI 3はeARCにも対応していますが、HT-CT790へのテレビ音声は公式仕様のARC対応を基準にします。

HDMI入力とARCでは受けられる音声が違う

HT-CT790のHDMI入力には、Dolby TrueHDやDTS-HD Master Audio、2ch/5.1ch/7.1chのLPCMなどの対応が記載されています。一方、ARCの対応表はDolby Digital、2chのLPCM、MPEG-2 AACなどです。HDMI入力側の対応を、そのままテレビからのARC音声へ当てはめることはできません。

ディスクプレーヤーなどをHT-CT790のHDMI入力へつなぐ場合は、サウンドバーの入力を接続したHDMIに切り換えます。テレビ番組やテレビ内蔵アプリを見るときは[TV]へ戻します。音が出なくなったときは、接続をやり直す前にこの入力の違いを確認してください。

4K/60HzとHDRを通す場合は拡張フォーマットを確認

公式仕様には4K/60pのYUV 4:4:4、HDR、HLG、HDCP 2.2、18Gbpsへの対応が記載されています。ただし、接続するだけでどの4K映像でも同じように表示できるとは限りません。

高精細な4K/60Hz映像をサウンドバー経由で表示する場合、ソニーの公式案内はホームシアター側のHDMI信号フォーマットを[拡張フォーマット]にし、イーサネット対応の18GbpsプレミアムハイスピードHDMIケーブルを使う条件を示しています。テレビ側も[HDMI信号フォーマット/VRR設定]で使用端子の[拡張フォーマット]を確認します。HDRを使う機器は、機器側のHDR設定も確認してください。

HT-CT790の付属HDMIケーブルは、公式仕様で4K/60p・18Gbps対応とされています。ただし、再生機器からHT-CT790までのケーブルも同じ条件を確認する必要があります。古いケーブルが一部の経路だけに残っていないか見てください。

4K/120Hzのゲームはテレビ直結から考える

4K/120HzやVRR、ALLMを使うゲーム機は、BRAVIA 5のHDMI 4へ直接つなぐ構成をおすすめします。HDMI 3はサウンドバーとの音声接続用に残せます。テレビのHDMI 3とHDMI 4がこれらの機能に対応しています。

4K/120Hzの設定は[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選び、XR50シリーズの公式案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。4K/120Hz用にはウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは接続機器の対応とテレビ側の設定も確認してください。サウンドバーを通した4K/120HzやVRRの動作は、ここで確認した仕様からは保証できません。

この構成ではゲーム音声をテレビからARCで戻すため、HT-CT790のARC対応形式に合わせて出力します。HDMI入力で扱える多チャンネルLPCMと同じ条件にはなりません。映像の機能を優先する接続と、HDMI入力側の音声形式を利用する接続は、目的を決めて選びます。

テレビ音声の無音とサブウーファーの確認

音がまったく出ないときは、テレビのHDMI 3からサウンドバーのHDMI出力へつながっているか、テレビのスピーカー出力が[オーディオシステム]か、サウンドバーの入力が[TV]かを順に確認します。次に両側のHDMI機器制御を確認し、電源を切ってケーブルを差し直します。電源はテレビを先に入れ、そのあとサウンドバーを入れて確認します。

番組やアプリを変えたときだけ無音になる場合は、接続全体の故障と決めつけず、音声形式を切り分けます。テレビの[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]で[PCM固定]を一時的に試す方法があります。音が戻った場合は、元の設定と再生していた音声形式を確認してください。PCM固定は出力形式を変える設定なので、すべての用途でそのまま使うことを勧めるものではありません。光接続の場合、この設定は[光デジタル音声出力設定]の下にあります。

テレビ音声は出ていて低音だけ出ない場合は、サブウーファーの電源、ランプ、音量を確認します。無線接続が成立していないときは、HT-CT790の取扱説明書にある[LINK]の手順を使います。全体の無音と低音だけの問題を分けると、ARC設定を不要に変えずに済みます。

光デジタルでテレビ音声を確認する場合

HDMIで音が出ず、まずテレビ音声を聞ける状態に戻したいときは、光デジタル接続を試せます。テレビの光デジタル音声出力からサウンドバーの光デジタル入力へつなぎます。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にします。

サウンドバーはテレビ音声を受ける[TV]入力へ切り換えます。ARCやeARCの設定がある機種では無効にし、テレビ音声の入力方法を選ぶ項目がある場合は光デジタル側を選びます。設定項目の有無や名称は機種ごとに確認してください。光接続の音声形式は光入力の対応表で確認します。

光入力へ切り換えても、HDMI入力のTrueHDや多チャンネルLPCMをそのまま受けられるわけではありません。テレビ音声の基本はARC、対応する外部機器の音声を直接受けたい場合はHDMI入力として、入力と出力形式をそろえて使います。

公式情報を基に整理した接続ガイドです。この組み合わせの実機動作は検証していません。

公式仕様と接続手順の確認日:2026年9月30日。