BRAVIA 5 K-55XR50でHT-CT380を使う場合は、テレビのHDMI 3からサウンドバーのARC対応HDMI出力へつなぎます。4K再生機器はテレビへ直接接続し、テレビ音声をARCでHT-CT380へ送る構成をおすすめします。

HT-CT380にはHDMI入力が3系統ありますが、ソニーの公式資料はHDCP 2.2非準拠としています。仕様に4K関連の説明があることだけを理由に、現在使う4K機器や保護された4K映像をサウンドバー経由で通せると考えないでください。

HT-CT380の4K対応の範囲を確認する

発売時の公式説明で挙げられている4K映像の例は、4Kハンディカムなどで撮影した映像です。同じ資料にはHDCP 2.2非準拠という制限が記載されています。自分で撮影した4K映像の伝送と、HDCP 2.2が必要な4K再生は条件が違います。

HT-CT780にはHDCP 2.2対応のHDMI 1がありますが、その条件をHT-CT380へ移して使うことはできません。HT-CT380では、HDMI入力を変更してもHDCP 2.2非準拠という制限は変わりません。

テレビのHDMI 3とARC対応出力をつなぐ

テレビとHT-CT380の電源を切り、テレビのHDMI 3とHT-CT380のARC対応HDMI出力をHDMIケーブルで接続します。付属ケーブルは光デジタル音声コードなので、HDMIケーブルは別途用意します。

HT-CT380は別体のワイヤレスサブウーファーを使う2.1ch構成です。サブウーファーにも電源を接続し、テレビ、サウンドバーの順に電源を入れ、サウンドバーを[TV]入力にします。

BRAVIA 5の[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]で、[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。続いて[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]に変更します。

HT-CT380側のHDMI機器制御も有効にします。設定名と操作はこの機種の取扱説明書で確認してください。テレビ側のHDMI 3がeARC対応であっても、HT-CT380との音声接続は公式仕様に記載されたARCを基準にします。

外部機器はテレビへ直接接続する

4K機器をテレビへ直接つなぐと、HT-CT380の映像伝送条件を経路に含めずに使えます。テレビでは接続したHDMI入力を選び、サウンドバーは[TV]入力のまま音声を受けます。

4K/120HzやVRR、ALLMを使うゲーム機は、BRAVIA 5のHDMI 4へ直接つなぐ構成をおすすめします。HDMI 3はサウンドバーとの音声接続用に残せます。テレビのHDMI 3とHDMI 4がこれらの機能に対応しています。

4K/120Hzの設定は[設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット/VRR設定]からHDMI 4を選び、XR50シリーズの公式案内にある[拡張フォーマット(詳細)]を確認します。4K/120Hz用にはウルトラハイスピードHDMIケーブルを用意し、VRRは接続機器の対応とテレビ側の設定も確認してください。サウンドバーを通した4K/120HzやVRRの動作は、ここで確認した仕様からは保証できません。

高精細な4K/60Hz映像をテレビへ入力する場合は、使用端子の[拡張フォーマット]と18Gbps対応プレミアムハイスピードHDMIケーブルを確認します。このテレビ側の設定を行っても、HT-CT380本体のHDCP 2.2対応が変わるわけではありません。

音声はARC側の対応形式に合わせる

HT-CT380のARC対応表にはDolby Digital、2chのLPCM、MPEG-2 AACなどが記載されています。HDMI入力の対応表にあるDolby TrueHDや5.1ch/7.1chのLPCMを、テレビからのARC経路へそのまま当てはめることはできません。

映像をテレビへ直接つなぐ構成は、映像の経路を整理するための選択です。音声がすべてサウンドバーのHDMI入力と同じ条件になるという意味ではありません。特定の作品だけ音が出ないときは、出力している音声形式を確認します。

音が出ない場合とサブウーファーの確認

音がまったく出ないときは、テレビのHDMI 3からサウンドバーのHDMI出力へつながっているか、テレビのスピーカー出力が[オーディオシステム]か、サウンドバーの入力が[TV]かを順に確認します。次に両側のHDMI機器制御を確認し、電源を切ってケーブルを差し直します。電源はテレビを先に入れ、そのあとサウンドバーを入れて確認します。

番組やアプリを変えたときだけ無音になる場合は、接続全体の故障と決めつけず、音声形式を切り分けます。テレビの[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]で[PCM固定]を一時的に試す方法があります。音が戻った場合は、元の設定と再生していた音声形式を確認してください。PCM固定は出力形式を変える設定なので、すべての用途でそのまま使うことを勧めるものではありません。光接続の場合、この設定は[光デジタル音声出力設定]の下にあります。

サブウーファーだけ音が出ない場合は、電源、ランプ、音量、無線接続を確認します。HT-CT380は公式資料でサブウーファーの縦置きと横置きに対応するとされていますが、置き方の変更で無線接続や電源の確認を省けるわけではありません。再接続は取扱説明書の[LINK]の手順を使います。

光デジタル接続でテレビ音声を確認

HDMIで音が出ず、まずテレビ音声を聞ける状態に戻したいときは、光デジタル接続を試せます。テレビの光デジタル音声出力からサウンドバーの光デジタル入力へつなぎます。テレビは[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にします。

サウンドバーはテレビ音声を受ける[TV]入力へ切り換えます。ARCやeARCの設定がある機種では無効にし、テレビ音声の入力方法を選ぶ項目がある場合は光デジタル側を選びます。設定項目の有無や名称は機種ごとに確認してください。光接続の音声形式は光入力の対応表で確認します。

付属の光デジタル音声コードを使う場合も、音声形式は光入力の対応範囲で確認します。4K機器をテレビへ直結し、ARCまたは光で音声を受ける方法なら、HT-CT380の映像経路の制限とテレビ音声の設定を分けて扱えます。

公式情報を基に整理した接続ガイドです。この組み合わせの実機動作は検証していません。

公式仕様と接続手順の確認日:2026年9月30日。