結論

この組み合わせでは、HDMI eARCでの接続をおすすめします。テレビ側はBRAVIA 5「K-55XR50」の HDMI 3(Sony公式の入力信号一覧で、XR50シリーズのeARC/ARC対応入力とされている入力)を使います。サウンドバー側は、BRAVIA Theatre Bar 7(HT-A7100)のHDMI出力端子(eARC/ARC)です。

テレビ側で必要な設定は次の2つです。いずれもSony公式ヘルプガイドに記載されている表記です。

  • [オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート]
  • [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム]

同じSony製品どうしの組み合わせなので、つないだあとに使える連携機能(ボイスズーム3、テレビのクイック設定メニューからのサウンドバー設定、My Cinema、Sony | BRAVIA Connect)についてもSony公式の対応製品一覧に記載があります。これらは後半で、記載されている範囲だけを整理します。

なお、この記事に出てくる用語は次のようなものです。

  • HDMI eARC / ARC:テレビとサウンドバーをHDMIケーブル1本でつなぎ、テレビ側の音をサウンドバーへ送るしくみ。eARCはARCの拡張版です。
  • HDMI入力端子 / HDMI出力端子:入力は機器から信号を受け取る側、出力は次の機器へ送り出す側の端子です。
  • Dolby Atmos(ドルビーアトモス):音が高さ方向にも広がる立体音響の方式。

なぜHDMI eARCを基本にするのか

理由は、両側の公式情報がHDMI eARCでかみ合うためです。

サウンドバー側について、Sony公式のHT-A7100仕様情報では、HDMI端子は 入力1/出力1(eARC/ARC) で、eARCに対応 と記載されています。テレビにつなぐ側は、この「出力1(eARC/ARC)」の端子です。

テレビ側について、Sony公式の入力信号一覧では、XR50シリーズの HDMI 3 がeARC/ARC対応の入力とされています。

つまり、サウンドバーのeARC/ARC対応HDMI出力と、テレビのeARC/ARC対応入力であるHDMI 3を、HDMIケーブル1本で結ぶ形が、この組み合わせの素直な接続です。

さらにHT-A7100の仕様表では、再生フォーマットの HDMI eARC の欄に Dolby Atmos が記載されています。この点についての注意は後述しますが、eARCを前提にした接続にしておくことが、公式表記と最もかみ合う選び方です。


接続と設定の手順

1. ケーブルを用意する

ケーブルについては、Sony公式情報の中でも別々の場所に別々の記載があります。まとめて1つの結論にはできないため、この記事では分けて書きます。

  • Sony公式のHT-A7100仕様情報では、付属品にHDMIケーブルが挙げられています。
  • Sony公式ヘルプガイドのBRAVIA 5向けeARC接続の説明では、イーサネット対応HDMIケーブル(別売) を使うことになっています。

この2つの関係については、後述の「ケーブルについて断定しない点」を先に読んでおいてください。

2. サウンドバーのHDMI出力とテレビのHDMI 3をつなぐ

HT-A7100側は HDMI出力端子(eARC/ARC) に挿します。反対側はBRAVIA 5「K-55XR50」の HDMI 3(Sony公式の入力信号一覧でeARC/ARC対応とされている入力)に挿します。

向きを間違えやすいところなので、サウンドバー側は「出力」、テレビ側は「HDMI 3」と覚えておくと確実です。

3. テレビ側のeARC設定をオートにする

Sony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート] を選びます。

4. 音をサウンドバーから出す設定にする

同じくSony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選びます。

ここまでで、テレビの音をHT-A7100から出す設定がそろいます。ここに書いたメニュー名はいずれもSony公式ヘルプガイドの表記どおりで、それ以外のメニュー名や項目をこの記事で推測して補うことはしません。


Dolby Atmosについての注意点

Sony公式のHT-A7100仕様情報では、再生フォーマットの HDMI eARC の欄に Dolby Atmos が記載されています。つまり、HT-A7100のeARC入力経路でDolby Atmosに対応している、というところまでが公式表記から言えることです。

ただし、これは「K-55XR50につなげば、どんな場合でもAtmosで鳴る」という意味ではありません。テレビ内のアプリ、外部プレーヤーやゲーム機などの機器、個々のコンテンツ、パススルーの設定といった条件ごとに、実際にどのフォーマットが届くかまでを保証するものではありません。この記事が参照した公式情報は、あくまで仕様表の対応表記までです。


テレビとの連携機能(Sony公式の対応製品一覧に記載があるもの)

BRAVIA 5(XR50)とBRAVIA Theatre Bar 7(HT-A7100)は、Sony公式の対応製品一覧に、次の項目でそろって記載されています。

  • ボイスズーム3:BRAVIA 5(XR50)シリーズとBRAVIA Theatre Bar 7を含む対応製品一覧に記載があります。Sonyは、対応するテレビとサウンドバーの組み合わせであることと、機器のソフトウェアが最新であることを条件として挙げています。
  • テレビのクイック設定メニューでのサウンドバー設定:対応製品一覧にBRAVIA 5(XR50)とHT-A7100が記載されています。同ページには 「テレビのリモコン1つで、両方操作できるようになります。」 と記載されています。同ページでも最新のソフトウェアが推奨されています。
  • My Cinema:対応製品一覧にBRAVIA 5(XR50)とHT-A7100が記載されています。同ページには 「サウンドバーやホームシアターを接続しているときにも設定することができます。」 と記載されています。記載のある箇所では最新のソフトウェアが必要とされています。
  • Sony | BRAVIA Connect:対応機器一覧に、BRAVIA 5(XR50)とBRAVIA Theatre Bar 7が記載されています。

読むうえで、次の2点は分けて理解しておくのが正確です。

  • これらは、対応製品として一覧に記載されているということです。接続と設定(および必要なソフトウェア更新)が済む前から、すべての機能がそのまま使える、という意味ではありません。
  • Sony | BRAVIA Connectについて言えるのは、アプリの対応機器として記載されているところまでです。アプリ内の個々の機能がすべて使えることを示すものではありません。

また、それぞれの機能が具体的に何をするものかについては、この記事では説明しません。参照した公式情報から言えるのは、対応製品として挙げられていることと、上に引用した表記までです。


映像と音声のタイミングがずれたとき(AVシンク)

Sony公式サポートの、テレビのAVシンク機能に対応しているオーディオ製品の一覧にはHT-A7100が記載されており、「テレビの[AVシンク]の設定を[オート]にすると、映像と音声の出力タイミングが自動的に調整されます。」 と説明されています。Sonyは、テレビの音声をARC/eARCでサウンドバーへ出力しているときに利用できる、としています。

これは必須の設定手順ではありません。前述の手順1〜4まででテレビの音をサウンドバーから出す設定はそろいます。映像と音のタイミングのずれが気になったときに、調整・切り分けの手段として使う項目、という位置づけです。


ゲーム機などをサウンドバーに直接つなぐ場合(任意の選択肢)

HT-A7100にはHDMI入力端子が 1系統 あります。Sony公式ヘルプガイドには、AV機器を直接サウンドバーにつなぐこともできるとして、「本機のHDMI入力端子とAV機器のHDMI出力端子をHDMIケーブル(別売)でつなぐ。」 と案内されています。Sonyは、この例に挙げるAV機器としてゲーム機を挙げています。

ただし、これは任意の選択肢です。この記事の基本の構成は変わりません。

  • 基本:ゲーム機やプレーヤーはテレビにつなぐ。テレビとサウンドバーはHDMI eARCで結ぶ。
  • 任意:サウンドバーのHDMI入力を使う理由がある場合に限り、AV機器を直接サウンドバーにつなぐ。

K-55XR50との組み合わせで、AV機器をサウンドバーへ直接つなぐことが必要、という話ではありません。またこの場合に使うHDMIケーブルは、上記のヘルプガイドの表記どおり別売です。


ケーブルについて断定しない点

この記事で言えるのは、次の2点です。

  • Sony公式のHT-A7100仕様情報は、付属品にHDMIケーブルを挙げている
  • Sony公式ヘルプガイドは、BRAVIA 5のeARC接続について イーサネット対応HDMIケーブル(別売) を使う、としている

一方で、HT-A7100に付属するHDMIケーブルが、テレビ側で示されている「イーサネット対応HDMIケーブル」という条件をすべて満たすかどうかは、この記事で参照した公式情報では確認できていません(未確認)。 「付属ケーブルをそのまま使えば要件を満たす」とは、この記事では断定しません。逆に「使えない」とも断定しません。どちらも、参照した公式情報からは読み取れないためです。

この点を重視する場合は、手元のケーブルの仕様表記を確認するか、イーサネット対応と明記されたHDMIケーブルを別途用意するのが確実です。


この記事で扱わないこと

以下は今回の確認範囲に含まれていないため、この記事では判断しません。

  • 光デジタル接続:HT-A7100側の光デジタル入力の有無を、この記事が参照した公式情報では確認できていません。そのため、代替手段としての光デジタル接続はこの記事では扱いません。
  • テレビ内のストリーミングアプリや、ゲーム機・プレーヤーなど外部機器ごとの音声フォーマットの挙動
  • 個々のコンテンツが実際にどのフォーマットで届くか、パススルー設定をどうするか
  • サウンドバーのHDMI入力を経由した場合の映像信号の扱いの詳細
  • 電源連動・音量連動など、上に引用した表記を超える動作の詳細
  • ボイスズーム3、My Cinema、Sony | BRAVIA Connectの各機能の内容や、アプリ内でできることの範囲

これらは別途、それぞれの公式情報を確認してください。


まとめ

  • 基本は HDMI eARC。HT-A7100の HDMI出力(eARC/ARC) と、BRAVIA 5「K-55XR50」の HDMI 3 をつなぐ。
  • テレビ設定は [オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート] と [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム]。
  • HT-A7100の仕様表では、HDMI eARCの再生フォーマットに Dolby Atmos の記載あり。ただし、つなげば常にAtmosで鳴ることを保証するものではない。
  • BRAVIA 5(XR50)とBar 7は、ボイスズーム3/テレビのクイック設定メニューでのサウンドバー設定/My Cinema/Sony | BRAVIA Connectの各対応製品一覧に記載あり。ただしセットアップや最新ソフトウェアなどの条件は公式の記載どおりに読むこと。
  • 映像と音のタイミングがずれたときは、テレビの [AVシンク]—[オート] が調整の選択肢。必須の設定手順ではない。
  • ゲーム機などをサウンドバーのHDMI入力(1系統)に直接つなぐ構成もあるが、これは任意の選択肢。基本は「機器→テレビ、テレビ→サウンドバー(eARC)」。
  • HT-A7100付属HDMIケーブルが、テレビ側の言う「イーサネット対応HDMIケーブル」の条件を満たすかは 未確認。

出典:Sony公式仕様情報/Sony公式ヘルプガイド/Sony公式サポート情報/Sony公式入力信号一覧