TAB6305/10はバーに電源アダプターを使い、テレビのリモコン受光部がバーで隠れる場合にはIR中継ケーブルを使えます。音声接続、サブの接続、リモコンの遮りを別々に切り分けます。

根拠にしたPhilipsの資料は英国向けTAB6305/10の英語説明書です。日本向けK-55XR50の資料と照合していますが、日本向けの電源・保証や別地域版との一致は確認していません。手持ちの型番末尾、端子・リモコン表示、付属品、定格電源を確認し、適合が判断できなければ通電せず販売元等へ確認してください。

テレビとバーをつなぎ、両側の入力を合わせる

配線を変える前に機器の電源を外し、音声配線を終えてから実物に適合する電源を接続します。

  1. K-55XR50の[HDMI 3(eARC/ARC)]と本機の[HDMI ARC]をHDMIケーブルで接続します。
  2. バーと専用サブの電源を接続し、バーを起動します。まず自動ペアリングでサブの接続表示を確認します。
  3. テレビの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[スピーカー出力]を[オーディオシステム]にします。
  4. [設定]→[放送と外部入力]→[外部入力設定]→[ブラビアリンク設定]→[ブラビアリンク機器制御]を有効にします。
  5. 下記の本機のテレビ音声入力を選びます。

Sonyの接続案内では認証済みプレミアムハイスピードHDMIケーブルを推奨しています。Philipsの説明書はテレビ側のHDMI-CEC/ARCを有効にする条件を示しています。本機側の独自設定メニューは確認できていないため、名称を推測して操作する案にはしません。

この記事は資料で確認できたARC経路を使います。テレビ端子にeARCと書かれていても、本機のeARC受信やロスレス音声を確立した案内ではありません。

バーの電源はDC IN 24Vのアダプターを確認する

本機の[DC IN 24V]に説明書で示される電源アダプターを接続し、サブは別にAC電源へつなぎます。中古品ではアダプターや地域別のプラグ部品が揃うとは限りません。端子に入ることだけで適合を判断せず、手持ちの定格と説明書を照合してください。

リモコンの[HDMI ARC]でHDMI ARC側の白点灯を確認します。[Optical]を押した場合はOPT側の白点灯です。全体音量はVOL+/−と消音、サブ音量はサブ用+/−で別に調整します。

テレビの受光部が隠れる場合だけIR中継を使う

まずバーの設置でテレビの赤外線受光部が遮られているかを確認します。音声入力を切り替える問題と、テレビのリモコン信号が届かない問題は別です。

受光部が遮られる場合は、電源を外して付属IR中継ケーブルの2.5mm側をバーの[IR OUT]につなぎ、もう一方のIRブラスターをテレビの受光部近くに置きます。テレビの受光部位置はテレビ側の説明書で確認してください。遮られておらず正常に操作できる場合は、中継ケーブルを外すという説明書の条件に従います。

IR OUTは音声端子ではありません。赤外線中継をつないでも、ARC入力やテレビ音声出力の設定の代わりにはなりません。

デジタル音声出力とPCMを確認する

入力や音量が合っていても、特定の番組・アプリだけ無音なら音声形式を切り分ける案があります。本機の説明書はPCMまたはDolby Digital出力を確認するよう案内しています。

HDMIではテレビの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[オーディオシステム設定]→[デジタル音声出力設定]→[PCM固定]を一時的に試し、同じ素材で比較します。比較後は元の設定を見直してください。PCM固定を常に最良の設定としたり、全コンテンツの解決や多チャンネル保持を保証したりする案ではありません。

光接続へ切り替える場合

HDMIで音が出ない場合は、先に端子・選択入力・音量・テレビの出力とCEC設定を確認します。光で比較する案では、電源を外してテレビの光デジタル出力を本機の[OPTICAL]へつなぎます。

テレビの[設定]→[画面と音声]→[音声出力]→[光デジタル音声出力設定]→[光デジタル音声出力]を有効にし、[スピーカー出力]も[オーディオシステム]を確認します。本機ではリモコンの[Optical]を押し、OPT側の白点灯を確認します。

光側のPCM設定は、同じ[音声出力]の[光デジタル音声出力設定]→[デジタル音声出力設定]→[PCM固定]です。無音の切り分けで比較した後は、元設定を見直します。光への切り替えで、HDMIの電源・音量連動やeARCと同じ音声能力まで維持されるとは扱いません。

サブの手動再接続を機種どおりに行う

バーが鳴る場合は、サブ用音量と接続表示を先に確認します。低音の少ない素材だけで故障とは判断せず、自動接続で戻らない場合に手動で進めます。

  1. バーとサブの電源を抜き、3分後に接続します。
  2. サブ背面の[Pair]を数秒長押しし、高速点滅を確認します。
  3. バーまたはリモコンの電源を押してONにします。
  4. サブのインジケーター点灯を確認します。

TAB6305の説明書は「数秒」としており、3秒・5秒という固定値は指定しません。バーがONでサブが未接続の場合は、バーのSTANDBYインジケーターが点滅する説明もあります。説明書は6m以内の開けた場所で、遮蔽物や干渉も確認するよう案内しています。

まだ音が出ない・操作に反応しない場合

全体が無音なら、テレビ音声の入力、音量、消音、ケーブルとテレビ側の出力を順に確認します。サブだけの無音は、全体無音と分けて扱います。本体がボタン操作に反応しない場合は、説明書の対処に従って電源を数分抜いてから接続し直します。初期化を最初の対処にはせず、改善しない場合や異常・損傷がある場合は使用を止め、メーカー等へ相談してください。

テレビや入力機器の停止・切断、低い入力レベルによる約15分の待機/電源OFFが説明されている機種です。待機状態と入力も確認してください。

この組み合わせでの実機動作確認、音質・遅延の測定は行っていません。MPEG-4 AACの受信や、全放送・全アプリの形式互換は未確認です。確認した有線音声接続・操作の範囲で使い、現在のネットワークサービスやアプリの動作まで保証する案内にはしません。

情報確認日:2026年10月2日。