BRAVIA 5「K-55XR50」× Yamaha SR-X40Aはどうつなぐ? HDMI eARC接続の手順と、サウンドバー直挿しの使いどころ

結論

BRAVIA 5「K-55XR50」とヤマハ SR-X40Aの組み合わせでは、HDMI eARCでつなぐのが基本です。テレビ側はK-55XR50の HDMI 3(Sony公式の入力信号一覧でeARC/ARC対応とされている入力)を使い、SR-X40A側の HDMI OUT/TV(eARC) 端子とつなぎます。

テレビ側で必要な設定は次の2つです。いずれもSony公式ヘルプガイドに記載されている表記です。

SR-X40AにはHDMIの入力端子も1つあり、ヤマハ公式ガイドは、ブルーレイディスクプレーヤーやメディアストリーミング機器といったAV機器をサウンドバーのHDMI端子につなぐ構成を案内しています。ただし、ヤマハ公式が挙げているSR-X40Aの対応映像信号は 4K 60Hz/50Hz/30Hz/25Hz/24Hz(最大4K60) までで、4K120/VRR/ALLMについての記載は確認できていません(未確認)。そのため、高フレームレートを重視する機器については、機器 → テレビの適切なHDMI入力 → eARC → SR-X40A を既定にするのがこの記事の判断です。

光デジタルでつなぐ選択肢もありますが、それはHDMI eARC/ARCが使えないときの代替手段です。ヤマハ公式のフォーマット表では、光デジタルで扱えるとされている音声フォーマットはHDMI IN/eARCより明確に狭い範囲にとどまります。eARCと同じことができる接続方法ではありません。

この記事で出てくる用語は次のとおりです。


なぜHDMI eARCを既定にするのか

理由は、テレビ側とサウンドバー側の公式情報が、HDMI eARCの経路で素直にかみ合うためです。

まずテレビ側。Sony公式の入力信号一覧では、BRAVIA 5(XR50シリーズ)のeARC/ARC対応入力として HDMI 3 が示されています。テレビ側にeARC/ARCの受け口が用意されている、ということです。

次にSR-X40A側。ヤマハ公式の主な仕様では、端子構成が 光デジタル 1(TV)/HDMI 1(HDMI IN)/HDMI 1(HDMI OUT/TV (eARC)) と記載されています。テレビへつなぐためのHDMI出力がeARC対応として1つ用意されている、という構成です。

そしてもうひとつ、決め手になるのが音声フォーマットの扱える範囲です。ヤマハ公式の対応デジタル音声信号フォーマット表では、HDMI IN/eARCの経路で 最大8ch・最大192kHzのマルチチャンネルPCM、Dolby TrueHD、Dolby Atmos などが扱えるとされています。一方でARCや光デジタルは、後述のとおりこれより狭い範囲です。同じ組み合わせでも、経路によって届けられる音声の種類が変わる、という点がこの機種でもはっきりしています。

なお、ここで言えるのは「SR-X40A側がその経路でそのフォーマットを扱える、と公式表に書かれている」という記載までです。テレビ内のアプリ、外部機器、個々のコンテンツ、テレビ側の各種設定、実際の信号経路といった条件ごとに、どのフォーマットが必ず届くかまでを保証するものではありません。


接続と設定の手順

1. ケーブルを用意する

HDMIケーブルは付属していません。 ヤマハ公式のSR-X40Aの同梱品の案内では、光デジタルケーブルは同梱とされている一方で、HDMIケーブルは付属していないと明記されています。eARCでつなぐつもりなら、HDMIケーブルは別に用意する必要があります。

ケーブルの種類については、テレビ側とサウンドバー側で別々の記載があります。この記事ではまとめずに、そのまま分けて書きます。

いずれもケーブルの規格クラスの案内です。この点についての注意は後段の「ケーブルについて、この記事が断定しないこと」にまとめます。

2. HDMI 3とSR-X40AのHDMI OUT/TV(eARC)をつなぐ

BRAVIA 5「K-55XR50」側は HDMI 3(Sony公式入力信号一覧でeARC/ARC対応とされている入力)に挿します。反対側は、SR-X40Aの HDMI OUT/TV(eARC) に挿します。SR-X40A側のもう一方のHDMI端子(HDMI IN)は入力用なので、テレビとの接続には使いません。

3. テレビ側のeARC設定をオートにする

Sony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート] を選びます。

4. 音をサウンドバーから出す設定にする

同じくSony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選びます。

ここまでで、テレビの音をSR-X40Aから出す設定がそろいます。ここに書いたメニュー名はいずれもSony公式ヘルプガイドの表記どおりで、それ以外のメニュー名や項目をこの記事で推測して補うことはしません。


サウンドバーのHDMI入力にAV機器を直接つなぐ場合(分岐点)

SR-X40Aには HDMI IN が1つだけ あります。ヤマハ公式ガイドは「AV機器をサウンドバーに接続する」構成を案内しており、AV機器の例として ブルーレイディスクプレーヤーメディアストリーミング機器 が挙げられています。この場合は AV機器 → サウンドバー → テレビ という並びになります。あわせて、ヤマハ公式ガイドのお知らせでは、HDMIコントロールが有効なときはサウンドバーがスタンバイ状態でもHDMI信号がパススルーされると案内されています。

この直挿し構成について、ヤマハ公式が挙げているSR-X40Aの映像まわりの範囲は次のとおりです。

ここで、この記事がはっきりさせておきたい境界が2つあります。

1つ目:HDMI入力は1系統だけです。 複数のAV機器を直接つなぎたい場合、SR-X40A側だけでは足りません。

2つ目:4K120/VRR/ALLMについては、ヤマハ公式のSR-X40Aの記載では確認できていません(未確認)。 「対応している」とも「対応していない」とも、この記事では主張しません。公式の対応解像度の一覧が4K60までである、というところまでが確認できる事実です。ヤマハのケーブル案内に出てくる「3D/4K」という表記も、フレームレートや可変リフレッシュレートについて述べたものではないため、そこから読み替えることもしません。また、他のヤマハ製サウンドバーやAVレシーバーの仕様を、この機種の話に持ち込むこともしません。

そのうえでの、この記事の判断です。


経路によって扱える音声フォーマットが違う

SR-X40Aは、HDMI IN/eARC・ARC・光デジタルで、扱えるとされている音声フォーマットの範囲が異なります。ヤマハ公式の対応デジタル音声信号フォーマット表の記載は次のとおりです。

経路 ヤマハ公式表で扱えるとされているもの
HDMI IN/eARC 2ch PCM(最大192kHz)、マルチチャンネルPCM(最大8ch・最大192kHz)、Dolby Digital、Dolby Digital EX、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、MPEG-2 AAC
ARC 2ch PCM(最大192kHz)、Dolby Digital、Dolby Digital EX、Dolby Digital Plus、Dolby Atmos、MPEG-2 AAC
光デジタル 2ch PCM(最大96kHz)、Dolby Digital、Dolby Digital EX、MPEG-2 AAC

読み取れるのは、次のことです。

もうひとつ、この記事が明示しておく点があります。上の3つの表にはDTS系のフォーマットが1つも出てきません。 これは「SR-X40AがDTS系に対応していない」という意味ではなく、この記事が確認したSR-X40Aの公式表の範囲では確認できていない(未確認)、という意味です。他のヤマハ製サウンドバーやAVレシーバーの対応フォーマットを、この機種に持ち込むことはしません。

そして、この表はあくまで「その経路でそのフォーマットを扱えると公式表に書かれている」という記載です。個々の映像配信サービス、アプリ、コンテンツ、外部機器、テレビ側の設定によって実際に何が届くかは条件次第であり、どのフォーマットが必ず鳴るかを、この記事では保証しません

だからこそ、この記事はeARCを既定に置いています。テレビ側の [eARC設定]—[オート] を設定するのも、この経路を使うためです。


光デジタルでつなぐ場合の位置づけ

HDMI eARC/ARCがどうしても使えない場合は、光デジタル接続が代替手段になります。端子の有無は、両側の公式情報で確認できます。

つまり、テレビ側に出口があり、SR-X40A側に入口があり、つなぐためのケーブルも同梱されている、というところまでは公式情報で確認できます。

ただし、これはeARCと能力が同じ接続方法ではありません。前掲のとおり、ヤマハ公式のフォーマット表で光デジタルに挙げられているのは 2ch PCM(最大96kHz)/Dolby Digital/Dolby Digital EX/MPEG-2 AAC までです。Dolby Atmosは光デジタルの表に挙げられていないため、「光デジタルでもAtmosで鳴る」とはこの記事では主張しません。「光デジタルでもeARCと同じように鳴る」とも主張しません。

もうひとつ注意点があります。テレビ側の光デジタル出力の欄に併記されている表記(AAC/PCM/AC3/DTS)と、ヤマハ側の光デジタルの表記(2ch PCM/Dolby Digital/Dolby Digital EX/MPEG-2 AAC)は、そもそも書き方が異なります。この2つの表記を突き合わせて「どのフォーマットが実際に鳴るか」を、この記事では断定しません(未確認)。 とくにDTSについては、ヤマハ側の光デジタルの記載に含まれていないため、この記事の確認範囲では判断できません(非対応と断定するものでもありません)。

なお、光デジタルでつなぐ場合も、音の出口をテレビ本体のスピーカーから切り替えるための [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] は共通です(Sony公式ヘルプガイドのこの手順は、HDMIケーブルと光デジタルケーブルの両方の接続を対象として案内されています)。それ以外の、光デジタル接続を使うためのテレビ側の設定項目については、この記事の確認範囲に含みません。


テレビのリモコンで操作したいとき(HDMIコントロール)

ヤマハ公式のSR-X40Aの説明では、HDMIコントロール機能によってテレビのリモコンから次の操作ができる、と案内されています。

この機能は初期設定で有効とされています。サウンドバーを導入したあと「テレビのリモコン1つで済ませたい」という場合は、そのまま有効にしておくのが実用的です。前述のとおり、HDMIコントロールが有効なときのHDMI信号のスタンバイパススルーも、この機能に関連する動作としてヤマハ公式ガイドが案内しています。

ここで境界をひとつ引いておきます。上に挙げたのはヤマハがSR-X40Aについて案内している範囲です。K-55XR50と組み合わせたときに、どの操作がどこまで実際に連動するかは、この記事の確認範囲では未確認です。 すべての挙動を約束するものではありません。


アプリやストリーミング機能について

ヤマハ公式のSR-X40Aの製品特長には、Sound Bar Controller(アプリ)ストリーミングサービスBluetoothAirPlay 2Amazon Alexa が挙げられています。

ただし、これらはSR-X40Aという製品の機能であって、この記事で説明しているテレビとのeARC接続をするために必要な手順ではありません。テレビの音をサウンドバーから出すだけであれば、アプリの導入やネットワーク接続、Bluetooth、AirPlay 2、Amazon Alexaの設定は前提になりません。

また、これらのサービスや機能が使えるかどうかは、サービス側の状況や地域などの条件によって変わりえます。それぞれの具体的な使い方、必要な環境、対応状況については、この記事の確認範囲に含みません。ヤマハ公式情報を確認してください。


ケーブルについて、この記事が断定しないこと

ケーブルの記載は誤読されやすいので、境界をまとめておきます。


この記事で扱わないこと

以下は今回の確認範囲に含まれていないため、この記事では判断しません。

これらは別途、Sony公式情報およびヤマハ公式情報を確認してください。


まとめ

出典:Sony公式仕様情報/Sony公式ヘルプガイド/Sony公式サポート情報/ヤマハ公式仕様・取扱説明情報/ヤマハ公式製品情報

参照した公式情報

この記事の判断に使用したメーカー公式資料です。