BRAVIA 5「K-55XR50」× Sennheiser AMBEO Soundbar Max(SB01)はどうつなぐ? HDMI eARC接続の手順とケーブル条件・HDMI入力3系統の4K60境界

結論

BRAVIA 5「K-55XR50」とSennheiser「AMBEO Soundbar Max(SB01)」の組み合わせでは、HDMI eARCでつなぐのが基本です。

テレビ側で必要な設定は次の2つです。いずれもSony公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)の表記どおりです。

ケーブルについては、Sony側とSennheiser側で書かれている条件の表現が違うという、この組み合わせ特有の注意点があります。結論だけ先に書くと、Sony公式がBRAVIA 5のeARC接続で求めている「イーサネット対応HDMIケーブル」の条件を満たすと確認できるケーブルを使うのが安全側です。詳しくは後述の「ケーブル条件はどう考えるか」を読んでください。

ゲーム機まわりも先に結論を書きます。AMBEO Soundbar MaxのHDMI入力3系統について、Sennheiser公式が示している仕様は HDMI 2.0a/最大4K 60Hzまでです。4K/120Hz・VRR・ALLMのパススルーは公式情報では確認できません。 そのため、4K/120Hzが関係するゲーム機はテレビの HDMI 4 につなぎ、音はeARCでサウンドバーへ戻す構成を基本にしてください。サウンドバーのHDMI入力に直接つなぐのは、4K 60Hzの範囲に収まる機器にとどめるのが安全です。

ただし、ここでひとつ大事な注意があります。HDMI 4に挿しただけで4K 100/120HzやVRRが成立するわけではありません。 テレビ側でHDMI信号フォーマットの設定を変更する必要があり、ケーブル側の条件も別にあります。詳しくは後述の「ゲーム機・プレーヤーをどこにつなぐか」で説明します。

なお、この記事に出てくる用語は次のようなものです。


対象モデルについて

この記事が扱うのは、テレビが K-55XR50、サウンドバーが AMBEO Soundbar Max(SB01) というこの組み合わせです。

サウンドバー側の記載は、Sennheiser公式の AMBEO Soundbar Max(SB01) の取扱説明書とFAQに限って参照しています。AMBEO Soundbar Plus(SB02M / SB02MC)やAMBEO Soundbar Miniなど、同じAMBEOシリーズの別モデルの仕様や挙動を、この記事に読み替えないでください。 型番が違えば端子の数も構成も、対応フォーマットも、ケーブルについての案内文も別物になり得ます。この記事の内容はSB01としての記載に基づくもので、他モデルの記事の内容を持ち込んではいません。

テレビ側の設定手順とフォーマット一覧については、Sony公式のBRAVIA 5向けヘルプガイドの記載(BRAVIA 5としての範囲)を参照しています。端子まわり(eARC/ARC入力、HDMI入力の映像信号)は、K-55XR50を含むXR50シリーズの公式表記を参照しています。また、4K 100/120HzのためのHDMI信号フォーマット設定については、XR50シリーズ向けのSony公式サポート情報の表記と、機種共通のヘルプガイドの表記を、それぞれ別の記載として分けて扱っています(片方の文言でもう片方を書き換えることはしません)。


なぜHDMI eARCを基本にするのか

理由は、両側の公式情報がHDMI eARCでかみ合うためです。

まずテレビ側です。Sony公式の入力信号一覧では、XR50シリーズのeARC/ARC対応入力として HDMI 3 が示されています。K-55XR50でeARC/ARCを使う受け口はこの入力だ、ということです。

次にAMBEO Soundbar Max側です。Sennheiser公式の取扱説明書には、テレビ接続用のHDMI eARC/ARC出力が1系統HDMI入力(機器接続用)が3系統光デジタル入力が1系統RCA AUX入力が1系統と記載されています。テレビへつなぐためのeARC対応出力が、機器用の入力とは別に独立して用意されている構成です。

さらに、テレビにつないだ外部機器の音についてもHDMI eARCが効いてきます。Sony公式ヘルプガイドは、eARC/ARCと記載されているHDMI端子を使うと、テレビにつないだ外部入力機器の音声信号をeARC対応オーディオシステムへ出力(パススルー)できると説明しています。ゲーム機やプレーヤーをテレビ側につないでも、音はサウンドバーへ戻せる構成になっている、ということです。

ただしこれは経路の話であって、「どんな音声フォーマットでも必ず届く」という意味ではありません。実際に何がどう鳴るかは、後述の「音声フォーマットについての注意点」を必ず読んでください。


接続と設定の手順

1. ケーブルを用意する

先にケーブルを決めておいたほうが手戻りがありません。この組み合わせでは、Sony側とSennheiser側で書かれている条件が別々なので、詳細は後述の「ケーブル条件はどう考えるか」を参照してください。

安全側の選び方としては、Sony公式がBRAVIA 5のeARC接続で指定している「イーサネット対応HDMIケーブル」の条件を満たすと確認できるケーブルを用意してください。

2. テレビの HDMI 3 と、サウンドバーのテレビ用HDMI出力(eARC/ARC)をつなぐ

K-55XR50側は HDMI 3(Sony公式の入力信号一覧でeARC/ARC対応とされている入力)に挿します。反対側は、AMBEO Soundbar Maxの**テレビ接続用のHDMI出力(eARC/ARC)**に挿します。

AMBEO Soundbar Maxには機器接続用のHDMI入力が3系統あるため、テレビ用の出力と挿し間違えやすい点に注意してください。テレビとつなぐのは出力側の1系統です。

3. テレビ側のeARC設定をオートにする

Sony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート] を選びます。

4. 音をサウンドバーから出す設定にする

同じくSony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選びます。

ここまでで、テレビの音をAMBEO Soundbar Maxから出すための設定がそろいます。ここに書いたメニュー名はいずれもSony公式ヘルプガイドの表記どおりで、それ以外のメニュー名や項目をこの記事で推測して補うことはしません。

5. 立体音響を狙う場合は、送り出し側の音声出力設定も見ておく

これは「音が出ない」を直すための手順ではなく、Dolby Atmosのような立体音響を届かせたいときの準備です。

Sennheiser公式の取扱説明書は、テレビや映像機器のHDMI出力・光デジタル出力の音声設定を、[Downmix/Stereo]から[Auto/Bypass/Pass-Through]へ変更するよう案内しています。理由は、立体音響の信号をそのままサウンドバーへ通すためです。テレビ側の音声出力先については、取扱説明書はサウンドバーを選ぶことを案内しています(K-55XR50では、これが上の**[スピーカー出力]—[オーディオシステム]**にあたります)。

ただし取扱説明書自身が、これらのメニュー名はメーカーによって異なると明記しています。ここに挙げた名称は取扱説明書の案内であって、どのテレビ・機器にも同じ文字列で存在するという意味ではありません。実際の機器では、同じ趣旨の項目(音声出力形式を「自動」「そのまま出力」などにする設定)を探してください。K-55XR50側でこれに対応する項目名が何になるかは、この記事の参照範囲では確認していないため、推測で補いません。


ケーブル条件はどう考えるか

この組み合わせでは、ケーブルについて2つの公式情報が、それぞれ別の言い方で条件を書いています。まず事実関係を分けて確認します。

ここで重要なのは、この2つは別々のメーカーが別々の言葉で書いた条件であり、付属のSennheiserケーブルがSony側の「イーサネット対応」という表記の条件を満たすかどうかまでは、公式情報では確認できないという点です。

したがってこの記事では、

そのうえで、この組み合わせでいちばん安全な指示として、Sony側の「イーサネット対応HDMIケーブル」という条件を満たすと確認できるケーブルを使うことをおすすめします。手元のケーブルのパッケージや仕様表記で、イーサネット対応であることを確認するのが早道です。Sennheiser側が案内している認証済みPremium High Speed HDMIというクラスについても、あわせて表記を確認しておくと判断しやすくなります。

なお、ケーブルのグレードや表記の違いが具体的にどんな症状として現れるかについては、この記事が参照した範囲の公式情報では確認できないため、症状と原因を結びつける断定はしません。


ブラビアリンク機器制御や専用アプリは必須扱いにしていません

BRAVIA側の機器連動機能であるブラビアリンク機器制御や、サウンドバー側の専用アプリについて、この記事は基本的なeARCでのテレビ音声出力の必須の前提条件としては扱いません。

理由は、K-55XR50とAMBEO Soundbar Max(SB01)というこの組み合わせで、これらが必ず要るのかどうかが、この記事の参照範囲では確認できていないためです。したがってこの記事では、「オンにしないと音が出ない」とも「オンにしなくても必ず動く」とも主張しません。

上の手順1〜4は、eARC設定=オート/スピーカー出力=オーディオシステムという、Sony公式ヘルプガイドが明記している範囲だけで構成しています。まずはその範囲で確認してください。アプリでの音場調整・機能設定を使うかどうかは別の話であり、その設定項目名・手順・動作範囲についてはこの記事の確認範囲に含みません。

HDMI CECでできること(便利機能であって、必須条件ではありません)

一方で、Sennheiser公式の取扱説明書には、テレビがHDMI CECでつながっている場合、テレビのリモコンでサウンドバーの電源オン/オフ・音量・ミュートを操作できると記載されています。ここは「確認できる範囲」として書けることです。

ただし、これを基本的なeARCでのテレビ音声出力の必須条件に読み替えないでください。 あくまで操作面の便利機能であり、「連動を設定しないと音が出ない」という話ではありません。また、BRAVIA側でこの連動をどのメニュー名・どの手順で設定するのかについては、この記事の確認範囲に含みません(テレビ側の項目名を推測して補うことはしません)。


ゲーム機・プレーヤーをどこにつなぐか

AMBEO Soundbar Maxは、テレビ経由で音を受け取るだけの機種ではありません。Sennheiser公式の取扱説明書にはHDMI入力が3系統あり、映像機器をここへつなぐ使い方が案内されています。

ただし、Sennheiser公式がこのHDMI入力について示している仕様は、初期状態でHDMI 2.0a、映像は最大4K 60Hzまでです。4K/120Hz・VRR・ALLMをパススルーできるという情報は、公式情報では確認できません。 この記事は、サウンドバーのHDMI入力について、それらの対応を主張しません。テレビ側の対応表からサウンドバーの入力仕様を読み替えることもしません。

直接つないでよい場合

4K/60Hzの範囲で使う機器であれば、AMBEO Soundbar MaxのHDMI入力に直接つなぐ使い方ができます。入力は3系統あるので、この範囲の機器なら3台まで直接つなげます。ブルーレイプレーヤーやセットトップボックスなど、4K 60Hzを超える信号を必要としない機器がここに当てはまります。

なお、Sennheiser公式の取扱説明書の接続例には、高解像度サラウンド形式の音声ソースは、High Speed HDMIケーブルでサウンドバーへ直接つなぐことを推奨する記載があります。ただしこれは、その用途についてのメーカー推奨であって、「直接つないだほうが常に良い」という意味ではありません。上に書いた最大4K 60Hzという境界は変わりませんし、4K/120Hz・VRR・ALLMを重視したいゲーム機については、この組み合わせでの推奨は次に書くとおりテレビの HDMI 4 のままです。

テレビ側につないだほうがよい場合

4K/120Hzが関係するゲーム機(VRRやALLMを重視して使いたい場合を含む)は、

ゲーム機 → テレビの HDMI 4 → (eARC)→ AMBEO Soundbar Max

の順につなぐのを基本にしてください。

理由は、サウンドバーのHDMI入力について公式に確認できる範囲が最大4K 60Hzまでで、それを超える信号を通せるという情報がないためです。確認できていない経路にゲーム機の性能を預けるより、テレビ側の対応が明示されている入力を使うほうが確実です。

テレビ側については、Sony公式の入力信号一覧で、XR50シリーズの HDMI 3とHDMI 4が4K/120Hz・VRR・ALLM・HDCP2.3に対応していると示されています。この組み合わせでは HDMI 3をサウンドバーとのeARC接続に使うため、残る HDMI 4 がゲーム機の接続先になります。音は、前述のパススルーによってeARCでAMBEO Soundbar Maxへ戻す形です。

HDMI 4に挿すだけでは4K 100/120Hz・VRRは成立しません

ここは取り違えやすいところです。「対応端子である」ことと「挿せばその状態で動く」ことは別です。Sony公式の案内では、テレビ側にさらに次の条件があります。

1つめ:テレビ側のHDMI信号フォーマットの設定

Sony公式ヘルプガイドが示している設定の場所は次のとおりです。

[設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[HDMI信号フォーマット/VRR設定]— 設定したいHDMI端子

そのうえで、XR50シリーズ(K-55XR50を含む)向けのSony公式サポート情報は、4K 100Hz/120Hz信号が HDMI 3/HDMI 4 に対応するとしたうえで、対象のHDMI端子のHDMI信号フォーマットを [拡張フォーマット(詳細)] に設定するよう案内しています。この組み合わせでゲーム機をつなぐのは HDMI 4 なので、設定するのも HDMI 4 側です。

なお、機種共通のヘルプガイド側には、選択肢の表記として [拡張フォーマット(高機能)] という別の書かれ方が出てきます。ヘルプガイドは、選べる信号フォーマットは機種によって異なるとしています。この記事は、この2つの表記を混ぜて1つの名前にまとめることはしません。 実機の画面に出ている表記を優先し、XR50向けサポート情報の表記としては[拡張フォーマット(詳細)]が示されている、と理解してください。

2つめ:ケーブルの条件

ヘルプガイドは、4K 120Hzまたは8Kの信号には48Gbps対応のウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要としています。XR50向けサポート情報の側も、一部の機器ではウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要としています。したがって、ゲーム機とテレビの間には、ウルトラハイスピードHDMIケーブルの条件を満たすと確認できるケーブルを使ってください。

このケーブルは、サウンドバーとのeARC接続に使うケーブル(前述の「イーサネット対応HDMIケーブル」)とは別の話です。区間が違うので、混同しないでください。

この記事で扱うのはここまで、つまり**「HDMI 4に挿すだけでは足りない」という前提条件の部分**です。ゲーム機側の設定や、画質・ゲーム関連設定の詳細は、この記事の範囲ではありません。


音声フォーマットについての注意点

音声フォーマットの話は、どの経路の話なのかを混ぜないことが何より重要です。ここでは経路と出典ごとに分けて書きます。

サウンドバー側:取扱説明書の「HDMI/HDMI eARC」欄

Sennheiser公式の取扱説明書の対応フォーマット表のうち、HDMI/HDMI eARCの欄には、主なものとして次が挙げられています。

LPCM 7.1、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、Dolby TrueHDで伝送されるDolby Atmos、Dolby Digital Plusで伝送されるDolby Atmos、DTS-HD High Resolution Audio、DTS-HD Master Audio、DTS:X、MPEG-H

これはHDMIおよびHDMI eARCの経路についての記載です。 取扱説明書の対応フォーマット表は、HDMI/HDMI eARCの列、HDMI ARCの列、**OPTICAL(光デジタル)**の列が分かれています。他の経路がこの内容をそのまま引き継ぐわけではないので、分けて考えてください。OPTICAL欄の内容は、後述の「光デジタル・アナログ(RCA AUX)でつなぐ場合の位置づけ」にまとめます。

サウンドバー側:FAQに書かれているeARCの高ビットレート例

上とは別に、Sennheiser公式のFAQでは、eARCで扱える高ビットレート形式の例として次が挙げられています。

Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、DTS:X、MPEG-H、Sony 360 Reality Audio

ただしFAQは、これをテレビ側がそのコーデックに対応している場合の話として書いています。この例示は取扱説明書の対応表とは別の記載なので、両者を1つの一覧としてまとめて読まないでください。この記事も、片方の記載をもう片方の根拠には使いません。

テレビ側:BRAVIA 5の音声フォーマット一覧

テレビ側については、Sony公式ヘルプガイドのBRAVIA 5の音声フォーマット一覧(eARC/ARCはHDMI3入力のみ)で、次のように挙げられています。

一覧の読み方(ここが本題)

ここで注意したいのは、これらは「テレビが出力できるもの」と「サウンドバーが受けられるもの」という別々の一覧だということです。片方の一覧に名前があることは、もう片方の対応の根拠にはなりません。

もう一点。両方に同じ名前が並んでいても、それは「つなげば常にそのフォーマットで鳴る」という意味ではありません。実際に何が届くかは、再生する機器、テレビ、コンテンツ、配信サービス、設定、そして経路によって変わります。 この記事が参照した公式情報は、そこまでを保証していません。

ARC経路のフォーマットは「未確立」です

eARCではなくARCで接続された場合に、AMBEO Soundbar Max側がどの音声フォーマットを扱えるのかについて、この記事は結論を出しません。

理由は、現行のSennheiser公式の資料どうしで、一部のARCフォーマットに関する記載が食い違っているためです。公式情報が一致していない以上、この記事では該当する行を 「未確立(公式情報間の不一致)」 として扱い、「対応している」とも「対応していない」とも主張しません。

「eARC側の記載にあるのだからARCでも通るはずだ」という読み替えも、「ARCでは通らないはずだ」という読み替えも、どちらもこの記事の立場ではありません。この点を重視する場合は、Sennheiser公式の最新の資料を直接確認してください。

上に挙げたHDMI/HDMI eARC欄の内容や、FAQのeARC高ビットレート例は、あくまでそれぞれの経路として記載されている範囲の話として読んでください。


光デジタル・アナログ(RCA AUX)でつなぐ場合の位置づけ

Sennheiser公式の取扱説明書によると、AMBEO Soundbar Maxには光デジタル入力が1系統RCA AUX入力が1系統あります。

ただし、この2つは同じ扱いではありません。 光デジタルはHDMI eARCが使えないときの、より狭い代替手段として位置づけられます(eARCと能力が同じ接続方法ではありません)。一方でRCA AUXは、この組み合わせの代替手段としては案内しません。理由はそれぞれ下に書きます。

光デジタル:HDMI eARC/ARCが使えないときの代替手段

Sennheiser公式の取扱説明書は、ARC/eARCと記載されたHDMI入力がないテレビの場合の接続として、テレビの「OPTICAL OUT」とサウンドバーの「OPT IN」を光デジタルケーブルでつなぐ方法を案内しています。光デジタルケーブルは別途用意する必要があること、推奨される最大の長さは5mであることも記載されています。

テレビ側についても、Sony公式の仕様表で K-55XR50には光デジタル音声出力端子が1系統あることが示されています(仕様表の表記は「AAC/PCM/AC3/DTS」)。つまりこの組み合わせでは、HDMI eARC/ARCの経路が使えない場合の代替手段として、光デジタル接続が成り立ちます。

ただし、位置づけを取り違えないでください。

光デジタル(OPTICAL)欄でサウンドバー側が対応・非対応としているもの

Sennheiser公式の取扱説明書の対応フォーマット表には、OPTICALの欄があり、次のように分かれています。

対応とされているもの

LPCM 2ch、LPCM 5.1ch、LPCM 7.1ch、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby Digital Plusで伝送されるDolby Atmos、DTS、DTS-ES Discrete 6.1、DTS-ES Matrix 6.1、DTS 96/24、MPEG-H

非対応とされているもの

Dolby TrueHD、Dolby TrueHDで伝送されるDolby Atmos、DTS-HD High Resolution Audio、DTS-HD Master Audio、DTS-HD LBR、DTS:X

ここで注目してほしいのは、同じ「Dolby Atmos」でも伝送のされ方で扱いが分かれる点です。OPTICAL欄では、Dolby Digital Plusで伝送されるDolby Atmosは対応Dolby TrueHDで伝送されるDolby Atmosは非対応とされています。「光デジタルではDolby Atmosは全部ダメ」でも「光デジタルでもDolby Atmosは大丈夫」でもない、ということです。

また、DTS-HD系やDTS:Xが非対応側に並ぶことからも分かるとおり、光デジタルがHDMI eARCより狭い代替手段であるという位置づけは変わりません。立体音響や高ビットレート音声をしっかり狙うなら、まずHDMI eARCの経路を確保するのが基本です。

そのうえで、これはサウンドバー側の欄に書かれている対応・非対応の話であり、実際にその形式が届くかどうかは別です。テレビ側が光デジタル出力でその形式を出せるか、再生する機器・コンテンツ・配信サービス・設定がどうなっているかによって変わります。この記事は、個別の条件でどう鳴るかまでは結論を出しません。

RCA AUX:この組み合わせの代替手段としては案内しません

RCA AUX入力がサウンドバー側にあること自体は、Sennheiser公式の取扱説明書に記載があります。ただし、K-55XR50側とRCA AUX入力を具体的にどうつなぐのかという構成は、この記事の参照範囲では確認できません。

そのためこの記事は、RCA AUXをこの組み合わせの代替手段としては案内しません。 光デジタルのように「テレビのこの端子から、サウンドバーのこの端子へ」と確認できる形にはなっていない、という理由です。

なお、テレビの音の出口をテレビ本体のスピーカーから切り替えるための [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] は、HDMIケーブルでつないだ場合と光デジタルケーブルでつないだ場合の両方を対象として案内されている手順です。それ以外の、これらの経路を使うためのテレビ側の設定項目については、この記事の確認範囲に含みません。


うまく音が出ないときに確認すること

原因を断定するのではなく、公式情報で確認できる前提条件がそろっているかを上から順に見直してください。

  1. テレビ側の挿し口:eARC/ARCが使えるのは HDMI 3 です。他の入力に挿していないか確認してください。
  2. サウンドバー側の挿し口:テレビへつなぐのは、**テレビ接続用のHDMI出力(eARC/ARC)**です。機器接続用のHDMI入力3系統のどれかに挿していないか確認してください。ここは端子数が多いぶん、間違えやすい箇所です。
  3. eARC設定[オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート] になっているか。
  4. 音声の出口[設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] になっているか。
  5. サウンドバーに「TV Speakers On」と表示されている場合:Sennheiser公式の取扱説明書によると、この表示はテレビ側のスピーカーが選ばれているため、サウンドバーがミュートされていることを意味します。対処も同じく取扱説明書の記載どおりで、テレビ側の音声出力でサウンドバー/HDMI ARCを選び直すことです。K-55XR50では、上の [スピーカー出力]—[オーディオシステム] がこれにあたります。なお、これはこの表示が出ているときの説明であって、音が出ない原因が常にこれだという意味ではありません。
  6. ケーブル:Sony公式がeARC接続で指定しているイーサネット対応HDMIケーブルの条件を満たすと確認できるものか。付属ケーブルを使っている場合、それがこのSony側の表記を満たすかどうかは公式情報では確認できないため、条件を満たすと確認できるケーブルで試すと切り分けやすくなります。
  7. ゲーム機の映像がおかしい場合:まず、4K/120Hzが関係する機器をサウンドバーのHDMI入力に直接つないでいないか確認してください。サウンドバーのHDMI入力で公式に確認できるのは最大4K 60Hzまでです。その場合はテレビの HDMI 4 につなぎ直し、音はeARCで戻す構成にしてください。すでに HDMI 4 につないでいるのに4K 100/120HzやVRRにならない場合は、テレビ側の [設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[HDMI信号フォーマット/VRR設定] で対象端子の設定(XR50向けサポート情報の表記では**[拡張フォーマット(詳細)])を確認し、あわせてウルトラハイスピードHDMIケーブル**の条件を満たすケーブルかどうかも確認してください。
  8. 特定のフォーマットで鳴らない場合:前述のとおり、何が届くかは機器・テレビ・コンテンツ・配信サービス・設定・経路によって変わります。立体音響を狙う場合は、送り出し側の音声出力設定が[Downmix/Stereo]相当のままになっていないかも確認してください(メニュー名はメーカーによって異なります)。この記事は、個別の条件でどのフォーマットが鳴るかについては結論を出しません。

この記事で扱わないこと

以下は今回の確認範囲に含まれていないため、この記事では判断しません。

これらは別途、Sony公式・Sennheiser公式それぞれの情報を確認してください。


まとめ

出典:Sony公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)/Sony公式サポート情報(HDMI入力信号一覧/HDMI端子でサポートされている機能)/Sony公式仕様表(XR50シリーズ)/Sennheiser公式取扱説明書(SB01)/Sennheiser公式FAQ(AMBEO Soundbar Max)

参照した公式情報

この記事の判断に使用したメーカー公式資料です。