ソニー BRAVIA 5「K-55XR50」× パナソニック「SC-HTB900」のつなぎ方|HDMI ARC接続(テレビはHDMI 3、サウンドバーは入力「TV」)と、光デジタルへの切り替え

結論:HDMIケーブル1本、テレビは「HDMI 3」、サウンドバーは「HDMI出力[テレビ(ARC対応)]」と入力「TV」

この2機種は、HDMI ARCでつなぐのが基本です。テレビとサウンドバーのあいだの配線は、次の1本だけです。

やることは4つです。

  1. SC-HTB900のHDMI出力[テレビ(ARC対応)]と、テレビの HDMI 3 をHDMIケーブルでつなぐ
  2. テレビ側で [設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[ブラビアリンク設定]—[ブラビアリンク機器制御] を有効にする
  3. テレビ側で [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選ぶ
  4. SC-HTB900側で[入力切換]を押して、入力を「TV」にする

テレビ側がHDMI 3である理由は、ソニー公式のHDMI入力信号一覧で、XR50シリーズのeARC/ARC対応入力が HDMI 3 とされているためです。ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)のHDMI接続(ARC対応)の手順も、「ARC」または「eARC/ARC」の文字が記載されているテレビのHDMI入力端子につなぐよう案内しています。K-55XR50でその条件に当てはまる入力がHDMI 3です。

サウンドバー側は、パナソニック公式のSC-HTB900仕様(端子部)に HDMI入力 2/HDMI 映像・音声入力(HDMI 1)(HDMI 2)/HDMI出力 1[テレビ(ARC対応)]/光デジタル音声入力 1 と記載されています。テレビとつなぐのは「HDMI出力[テレビ(ARC対応)]」1系統で、HDMI 1/HDMI 2は機器をつなぐための入力です。ここを取り違えると、テレビの音を受け取る経路になりません。

この記事はeARCを前提にしません。 SC-HTB900のテレビ接続は公式表記上 ARC であり、eARCとしての記載は確認できていません。そのため、eARC前提のテレビ側設定や、eARC接続の手順で語られるケーブル条件を、この接続の要件としては持ち込みません。 理由は後述します。

ケーブルについては、SC-HTB900に HDMIケーブル×1(1.5m)が付属します(パナソニック公式仕様の付属品欄)。一方でソニー公式ヘルプガイドは、ARC接続について 認証済みのプレミアム ハイスピードHDMI™ケーブルをおすすめしますと記載しています。この付属ケーブルが、ソニー側のこの推奨に厳密に当てはまるかどうかは、この記事が参照した公式情報からは確認できません(未確認)。 「当てはまらないと確認した」という意味ではありません。

ゲーム機など、4K 100Hz/120HzやVRRが関わる機器は、テレビの HDMI 4 につなぐのを基本とします(HDMI 3はサウンドバーが使うため)。SC-HTB900には機器用の HDMI 1/HDMI 2 があり、そちらへ直接つなぐ構成も公式に成り立ちますが、通せる映像の範囲が公式に限定されています(後述)。

この記事で使う言葉


対象モデルと確認範囲

この記事が扱うのは、次の2機種の組み合わせだけです。

型番が違えば、端子構成も設定項目も対応範囲も変わります。SC-HTB900以外のパナソニック製シアターバーや、K-55XR50以外のBRAVIAについて、この記事は何も述べません。 他機種の仕様をこの組み合わせに当てはめることもしません。

根拠として使うのは、ソニー公式(BRAVIA 5ヘルプガイド、XR50シリーズのサポート情報・仕様表)とパナソニック公式(SC-HTB900の商品ページ・仕様ページ、取扱説明書、よくあるご質問)の一次情報だけです。そこから読み取れないことは「未確認」としてそのまま残します。「未確認」は「非対応」という意味ではありません。

もうひとつ、メニュー名の扱いについてあらかじめ書いておきます。「ビエラリンク(HDMI)」はパナソニック側の機能名であり、ソニーのテレビのメニュー項目名ではありません。 この記事では、パナソニック側の呼び方をソニーのメニュー名として書き換えることはしません。K-55XR50で実際に操作する項目名は、ソニー公式の表記のまま示します。両者を結び付ける対応づけが必要な場面では、それがこの記事の判断であることを明示します。


なぜ「eARC」ではなく「ARC」なのか

テレビ側とサウンドバー側で、公式表記の範囲が違うためです。

テレビ側。 ソニー公式のHDMI入力信号一覧では、XR50シリーズの HDMI 3eARC/ARC 対応の入力とされています。つまりテレビ側の入力そのものは、eARC/ARCの入口として案内されています。

サウンドバー側。 パナソニック公式のSC-HTB900仕様(端子部)に記載されているHDMI出力は 1系統[テレビ(ARC対応)] で、eARCとしての記載はありません。 取扱説明書の音声フォーマットの表でも、テレビ音声用のHDMI経路は HDMI映像・音声入力[テレビ(ARC対応)] として書かれています。

したがって、テレビ側にeARC対応と書かれた入力があっても、この組み合わせで進めるのはARCによる接続です。この記事では次のように扱います。

ARC接続そのものの手順は、ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「オーディオシステムをつなぐ」のHDMI接続(ARC対応)に案内があります。書かれているのは、テレビとオーディオシステムをHDMIケーブルでつなぐこと「ARC」または「eARC/ARC」の文字が記載されているテレビのHDMI入力端子につなぐこと、そしてつないだあとオーディオシステムを調整することです。

差すべき場所は次のとおりです。


手順1:ケーブルを用意する

テレビ接続用のHDMIケーブルは付属しています。 パナソニック公式のSC-HTB900仕様の付属品欄に、HDMIケーブル×1(1.5m) と記載されています。

そのうえで、ケーブルについての公式表記は3つあり、それぞれ別の話です。混同しないでください。

設置場所によっては、付属ケーブルの1.5mという長さで足りるかを先に確かめておいてください。

なお、この記事はeARC接続の手順で語られるケーブル条件を、この接続の要件としては持ち込みません(前述)。


手順2:テレビの「HDMI 3」とSC-HTB900の「HDMI出力[テレビ(ARC対応)]」をつなぐ

ケーブルの両端は次のとおりです。

テレビ側をHDMI 3以外の入力に挿すと、ARCの経路になりません。 ソニー公式のHDMI入力信号一覧で、XR50シリーズのeARC/ARC対応入力とされているのはHDMI 3です。ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)の音声フォーマットの記載も、eARC/ARCの対象を HDMI3入力のみ としています。

サウンドバー側の挿し間違いにも注意してください。 SC-HTB900のHDMI端子は、公式仕様では HDMI入力 2系統(HDMI 1/HDMI 2)+HDMI出力 1系統[テレビ(ARC対応)] です。テレビとつなぐケーブルをHDMI 1やHDMI 2に挿しても、テレビの音を受け取る経路にはなりません。


手順3:テレビの[ブラビアリンク機器制御]を有効にする

ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「ブラビアリンク機能を設定する」の手順に従って、

[設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[ブラビアリンク設定]—[ブラビアリンク機器制御]を有効にする

を行います。このメニュー名と階層はソニー公式の表記どおりです。

サウンドバー側には、これにあたる機能としてパナソニック公式の呼び方があります。SC-HTB900の取扱説明書は、「ビエラリンク(HDMI)は、HDMI CECと呼ばれる業界標準のHDMIによるコントロール機能をベースに、当社独自機能を追加したものです。」 と説明しています。対応バージョンは ビエラリンク(HDMI)Ver.5 と記載されています。

ただし、読み方には注意が3つあります。

1つめ。「ビエラリンク(HDMI)」はパナソニック側の機能名です。 ソニーのテレビのメニューにその名前の項目があるという意味ではありません。K-55XR50側で操作するのは[ブラビアリンク機器制御]です。この2つを「HDMI-CECにあたる機能どうし」として結び付けているのは、この記事の判断です。

2つめ。パナソニック公式自身が、動作範囲に留保を付けています。 取扱説明書には 「※すべての操作ができるものではありません。」、そして 「ビエラリンク(HDMI)に対応した他社製品については、その製品の説明書をご確認ください。」 と記載されています。つまり、他社製テレビと組み合わせたときにどこまで連動するかを、パナソニック公式が保証しているわけではありません。K-55XR50との組み合わせでの連動動作は、この記事の参照範囲では確認できていません(未確認)。

3つめ。ソニー側の公式記載も、[ブラビアリンク機器制御]という設定項目とそのメニュー階層を示すところまでで、「どのサウンドバーでも必ずこの設定が前提になる」とまでは書かれていません。

そのうえでこの記事は、この組み合わせでは最初から[ブラビアリンク機器制御]を有効にしておく手順として案内します。これはこの記事の判断です。 両側ともHDMI-CECにあたる機能を公式に持っているため、有効化を出発点にしたほうが確認の手戻りが少ないからです。

なお、有効にした結果として実際に何が連動するか(テレビの電源とSC-HTB900の電源の連動、テレビのリモコンでの音量操作など)は、この記事では扱いません(未確認)。 連動しない場合でも、音を出すための手順は手順2〜手順5で完結します。


手順4:テレビの音の出口をオーディオシステムに切り換える

ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「オーディオシステムを調整する」の手順に従って、

[設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム]

を選びます。これで音の出口が、テレビ本体のスピーカーからオーディオシステム側に切り替わります。

この手順は、ソニー公式の記載上、HDMIケーブルでつないだ場合と光デジタルケーブルでつないだ場合の両方を対象としています。 後述の光デジタル接続に切り替えたときも、この設定はそのまま使えます。


手順5:SC-HTB900側で入力を「TV」にする

設定はテレビ側だけで終わりません。 テレビの音を聞くときは、SC-HTB900の入力を「TV」に合わせてください。

操作のしかたはパナソニック公式の取扱説明書に書かれています。[入力切換]を押すたびに、「TV」、「HDMI 1」、「HDMI 2」、「BLUETOOTH」、「NETWORK」の順で入力が切り換わります。 目的の入力になるまで押してください。

用途ごとの選び方は次のとおりです。

つまり、ARC接続でも光デジタル接続でも、テレビの音を聞くときに選ぶ入力は同じ「TV」です。

なお、SC-HTB900側のその他の設定メニューの名称・階層や、音質・サウンドモードの調整については、この記事の確認範囲に含みません(未確認)。 この記事が扱うのは、どの入力を選ぶか、そしてその選び方までです。


ゲーム機・プレーヤーはどこにつなぐか

つなぎ先は2通りあります。この記事では、テレビにつなぐ側を「構成B」、SC-HTB900に直結する側を「構成A」と呼びます。

構成B:機器をテレビにつなぐ(この記事の基本)

  1. 機器の HDMI出力端子 → テレビの HDMI入力端子(4K 100Hz/120HzやVRRが関わる機器は HDMI 4
  2. SC-HTB900とテレビの ARC接続はそのまま残す
  3. SC-HTB900側の入力は TV のまま

構成A:機器をSC-HTB900に直結する

  1. 機器の HDMI出力端子 → SC-HTB900の HDMI 1 または HDMI 2
  2. SC-HTB900の HDMI出力[テレビ(ARC対応)] → テレビの HDMI 3
  3. SC-HTB900側の入力を HDMI 1 または HDMI 2 に合わせる

この記事は、4K 100Hz/120HzやVRRが関わるゲーム機については構成B(テレビのHDMI 4)を基本とします。これはこの記事の判断です。 理由は次の節のとおりで、SC-HTB900のHDMI 1/HDMI 2で公式に確立している映像の範囲には、4K 120HzやVRRが含まれていないためです。

構成B:テレビにつなぐ場合、ゲーム機は「HDMI 4」が基本

ソニー公式のHDMI入力信号一覧では、XR50シリーズについて 4K/120Hz・VRR・ALLM・HDCP2.3のいずれもHDMI 3とHDMI 4が対応(◯) とされています。一方で、eARC/ARC対応の入力は HDMI 3 です。

HDMI 3はサウンドバーが使うので、4K 100Hz/120HzやVRR/ALLMを使いたい機器は残るHDMI 4へ ——これがこの記事の判断です。

挿すだけでは足りません:テレビ側の2つの条件

「入力信号一覧で◯」と「挿せばその信号が通る」は別の話です。

ソニー公式サポート情報「テレビのHDMI端子でサポートされている機能」のBRAVIA 5(XR50)の表では、4K 100Hz/120Hzに対応するのはHDMI 3/HDMI 4としたうえで、HDMI 3またはHDMI 4のHDMI信号フォーマットを[拡張フォーマット(詳細)]に設定することが案内されています。あわせて、一部の機器ではウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要とも記載されています。

設定を行う場所は、ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「HDMI入力映像をより高精彩に見るための設定」に記載があります。

[設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[HDMI信号フォーマット/VRR設定]— 設定したいHDMI端子

このヘルプガイドが選択肢として挙げている表記は [拡張フォーマット(高機能)] で、選べる信号フォーマットは機種によって異なるとされています。また同ヘルプガイドは、4K 120Hzまたは8Kには48Gbps対応のウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要としています。

[拡張フォーマット(詳細)]と[拡張フォーマット(高機能)]は、それぞれ別のソニー公式情報に書かれている表記です。この記事では、2つをつなげて1つのメニュー名に書き直すことはしません。 K-55XR50を含むXR50シリーズを名指しで案内しているのは[拡張フォーマット(詳細)]と書いているサポート情報のほうですが、実際の操作では画面に表示されている表記に従ってください。

まとめると、テレビのHDMI 4にゲーム機をつなぐときの条件は次の2つです。

  1. その端子のHDMI信号フォーマットを、公式に案内されている設定に変更する(場所は上記のメニュー階層)
  2. ケーブルの条件を満たす(ヘルプガイドは4K 120Hz/8Kに48Gbps対応ウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要と記載、サポート情報は一部の機器でウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要と記載)

ゲーム機側がどの信号を出すか、ゲーム機側の設定でどうなるかは、この記事の範囲外です。


構成A:SC-HTB900に直接つないだときの映像は「公式に書かれている範囲」まで

パナソニック公式のSC-HTB900商品ページ(4K HDRパススルー(HDCP2.2)対応)に記載されているのは、次の範囲です。

この記事の整理はこうです。

この範囲の違いが理由で、この記事は4K 100Hz/120HzやVRRが関わるゲーム機については構成B(テレビのHDMI 4)を基本とし、構成AはSC-HTB900のHDMI 1/HDMI 2で公式に確立している4K/4K HDRの範囲に収まる機器向けの選択肢として位置づけます。これはこの記事の判断です。

なお、構成Aでは映像がテレビの HDMI 3 に入ることになります。 テレビ側のHDMI信号フォーマットの設定について、ソニー公式が案内しているのは 4K 100Hz/120Hz についての条件です。SC-HTB900経由の4K/4K HDR映像について、テレビ側で追加の設定が必要かどうかは、この記事の参照範囲では確認できません(未確認)。

また、SC-HTB900のHDMI入力は2系統(HDMI 1/HDMI 2)です。 3台以上の機器を構成Aでつなぐことはできません。


音声フォーマットは「経路ごと」に分けて読む

ここが、この組み合わせでいちばん取り違えやすいところです。SC-HTB900の取扱説明書は、再生できるデジタル信号(音声フォーマット)を、経路ごとに別々の表として書いています。 経路をまたいで読み替えないでください。

HDMI映像・音声入力(=HDMI 1/HDMI 2に直接つないだとき)

LPCM(最大7.1ch)/Dolby Digital/Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus/Dolby Atmos/DTS/DTS-ES Discrete 6.1/DTS-ES Matrix 6.1/DTS 96/24/DTS-HD High Resolution Audio/DTS-HD Master Audio/DTS-Express/DTS:X/MPEG-2 AAC

HDMI映像・音声入力[テレビ(ARC対応)](=この記事の基本経路)

LPCM(2ch)/Dolby Digital/Dolby Digital Plus/Dolby Atmos(Dolby Digital Plus)/DTS/DTS-ES Discrete 6.1/DTS-ES Matrix 6.1/DTS 96/24/MPEG-2 AAC

光デジタル音声入力(テレビ)

LPCM(2ch)/Dolby Digital/DTS/DTS-ES Discrete 6.1/DTS-ES Matrix 6.1/DTS 96/24/MPEG-2 AAC

読み方の注意が4つあります。

1つめ。直接HDMI入力にしか挙がっていないフォーマットを、ARC経路の対応として扱いません。 Dolby TrueHD/DTS-HD High Resolution Audio/DTS-HD Master Audio/DTS-Express/DTS:X/LPCM(最大7.1ch) は、HDMI 1/HDMI 2に機器を直接つないだ経路の表にだけ挙げられているものです。この記事では、これらをARC経路の対応として持ち上げることはしません。 同じことは光デジタル経路にも当てはまります。

2つめ。製品全体の仕様に挙がっているフォーマットも、経路ごとの対応の代わりにはなりません。 パナソニック公式のSC-HTB900仕様(立体音響対応音声フォーマット)には Dolby Atmos/DTS:X/DTS Virtual:X が挙げられていますが、これは製品としての対応表示です。どの経路でも同じように届くことを示すものではありません。 経路ごとの対応は、上の3つの表で読んでください。

3つめ。この組み合わせで関係するテレビ側のリストは「ARCモード」のほうです。 ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)の音声フォーマットの記載は、eARC/ARC(HDMI3入力のみ)について eARCモードとARCモードで別のリストを挙げています。ARCモードとして挙げられているのは、Two channel linear PCM/Dolby Audio/Dolby Atmos/DTS/MPEG2-AAC/MPEG4-AAC です。この組み合わせはARCで進めるため、eARCモードのリストはこの記事では持ち込みません。

4つめ。両側の表記は、そのまま突き合わせられるものではありません。 テレビ側のARCモードのリストは「Dolby Audio」「Dolby Atmos」という表記、SC-HTB900側のARC経路の表は「Dolby Digital」「Dolby Digital Plus」「Dolby Atmos(Dolby Digital Plus)」という表記です。この記事では、異なる公式表記を同じものとして読み替えません。 また、両方のリストに名前が載っていることは、「その形式で必ず届く」ことの保証ではありません。 実際に何が届くかは、送り出す機器、テレビ、アプリやサービス、個々のコンテンツ、各種の出力設定によって変わります。テレビ側のリストは、あくまでテレビが出力しうるフォーマットの記載です。


HDMIが使えないときの代替:光デジタル

HDMIの経路が使えない場合の有線の代替は、光デジタルです。端子は両側にそろっています。

この記事がSC-HTB900の付属品として確認しているのは HDMIケーブル×1(1.5m)だけです。光デジタルケーブルが付属するかどうかは、この記載からは確認できません(未確認)。 光デジタルで使う場合は、ケーブルの用意を先に確かめてください。

手順は次のとおりです。

  1. テレビの光デジタル音声出力端子と、SC-HTB900の光デジタル音声入力端子を、光デジタルケーブルでつなぐ(ソニー公式ヘルプガイドの光デジタルケーブル接続の案内は、オーディオシステムの光デジタル入力端子につなぐと記載しています)
  2. テレビ側で [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[光デジタル音声出力設定]—[光デジタル音声出力] を有効にする
  3. テレビ側で [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選ぶ(この案内は、HDMIケーブルでつないだ場合と光デジタルケーブルでつないだ場合の両方を対象としています)
  4. SC-HTB900側で[入力切換]を押して、入力を「TV」にする(光デジタル音声入力端子の名称も「テレビ」と記載されています)

フォーマットの範囲は、HDMI ARCのときとは別の表で読んでください。 光デジタル音声入力(テレビ)の表に挙げられているのは LPCM(2ch)/Dolby Digital/DTS/DTS-ES Discrete 6.1/DTS-ES Matrix 6.1/DTS 96/24/MPEG-2 AAC で、ARC経路の表にある Dolby Digital Plus や Dolby Atmos(Dolby Digital Plus)は含まれていません。 テレビ側の仕様表で光デジタル音声出力端子に併記されている表記は AAC/PCM/AC3/DTS ですが、これはテレビ側の出力についての記載であり、両者を突き合わせて何が鳴るかを断定することはしません。

光デジタルはHDMI ARCと同等のものではありません。 この記事では、HDMI ARCを基本とし、光デジタルはHDMIの経路が使えないときの、より狭い選択肢として位置づけます。これはこの記事の判断です。


動作が不安定なとき:ビエラリンク(HDMI)をOFFにする場合の注意

SC-HTB900の取扱説明書には、他社製HDMI対応機器との接続時に動作が不安定になる場合、ビエラリンク(HDMI)を使わない設定にすると改善されることがあるという記載があります。K-55XR50はパナソニック以外のメーカーのテレビなので、この記載をこの組み合わせに当てはまるものとして読むのが、この記事の読み取りです。

ただし、この設定変更には公式に書かれた副作用があります。

つまり、「不安定だからOFFにする」という対処は、テレビの音の経路をARCから光デジタルへ移すこととセットです。 OFFにしたうえでARCのまま使う、という選択肢は成り立ちません。この記事では、OFFにする場合は前節の光デジタル手順に切り替える前提で案内します。

なお、この設定はSC-HTB900側の設定です。テレビ側の[ブラビアリンク機器制御]とは別の項目であり、一方の名前をもう一方のメニュー名として使うことはしません。


音が出ないときに見直すところ

パナソニック公式のSC-HTB900のよくあるご質問(音声・機器の再生を始めても音(または映像)が出ない)に挙げられている確認項目は、次のとおりです。この記事が案内する確認は、この範囲にとどめます。

  1. 消音(ミュート)を解除する。
  2. 機器が正しく接続されているか確認する。 この組み合わせでは、テレビ側が HDMI 3、サウンドバー側が HDMI出力[テレビ(ARC対応)] に挿さっているかを見てください(HDMI 1/HDMI 2に挿していないか)。
  3. 再生できるデジタル信号かどうか確認する。 経路ごとの表は前掲のとおりです。ARC経路で読むのは、ARC経路の表です。
  4. 本機(SC-HTB900)の電源を切ってから入れ直す。
  5. テレビのHDMI端子がARC対応の表示になっているか確認する。 K-55XR50でeARC/ARC対応とされている入力は HDMI 3 です(ソニー公式のHDMI入力信号一覧。この対応づけはこの記事の判断です)。
  6. テレビのHDMI端子がARCに対応していない場合は、光デジタルケーブルを使う。 手順は前掲の光デジタルの節のとおりです。
  7. 他のケーブルを試す。
  8. 入力信号を正しく選択する。 テレビの音を聞くときは、SC-HTB900側の入力が TV になっているかを確認してください([入力切換]を押すたびに TV → HDMI 1 → HDMI 2 → BLUETOOTH → NETWORK の順で切り換わります)。

あわせて、テレビ側の設定も見直してください。

この記事が「音が出ない」ときの確認として挙げるのは、ここまでです。 パナソニック公式が挙げている確認項目は上記の8点であり、それ以外の対処をこの記事が付け足すことはしません。 また、パナソニック側の記載にあるビエラ向けのメニュー操作や電源まわりの手順を、ソニーのテレビの操作として書き換えることもしません。 解決しない場合は、ソニー公式・パナソニック公式の情報を直接確認してください。

テレビにつないだ機器(構成B)の音が、サウンドバーから出ない場合

SC-HTB900のHDMI 1/HDMI 2につないだ機器(構成A)で、映像が思ったとおりにならない場合

ここに挙げていない症状や原因については、この記事では判断しません。


迷いやすい点の整理


この記事で扱わないこと

以下は確認範囲に含まれないため、この記事では判断しません。特に断りのないものは「未確認」であって、「非対応」という意味ではありません。

これらは、それぞれのソニー公式情報・パナソニック公式情報を直接確認してください。


まとめ

出典:ソニー公式 HDMI入力信号一覧(ブラビアのHDMI入力信号一覧)/ソニー公式サポート情報(テレビのHDMI端子でサポートされている機能)/ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)/ソニー公式仕様表(BRAVIA 5 XR50シリーズ)/パナソニック公式 SC-HTB900 商品ページ・仕様ページ/パナソニック公式 SC-HTB900 取扱説明書/パナソニック公式 SC-HTB900 よくあるご質問

参照した公式情報

この記事の判断に使用したメーカー公式資料です。