ソニー BRAVIA 5「K-55XR50」× LG「SE6S」のつなぎ方|HDMI eARC接続の手順と、ゲーム機の接続先(テレビHDMI 4/SE6SのHDMI IN)の考え方

結論:HDMIケーブル1本、テレビは「HDMI 3」、SE6Sは「TV (eARC / ARC)」端子

この2機種は、HDMI eARCでつなぐのが基本です。配線は次の1本だけです。

テレビ側がHDMI 3である理由は、ソニー公式のHDMI入力信号一覧で、XR50シリーズのeARC/ARC対応入力がHDMI 3とされているためです。SE6S側は、LG公式クイックガイドがテレビとつなぐ端子を 「HDMI™ d TV (eARC / ARC)」端子(接続図の記号を含む表記)と明記しています。LG公式の仕様表記でも ARC・eARCに対応、HDMI端子は HDMI In が1系統、HDMI Out が1系統、テレビ音声用の接続として HDMI eARC/ARC光デジタルが挙げられています。HDMI eARCを基本構成に選ぶという判断自体は、この両方の公式表記がかみ合っていることを踏まえた、この記事の判断です。

そのうえで、テレビ側で行う設定は次の3つです(いずれもソニー公式の表記どおり)。

SE6S側では、入力(ソース)をテレビ用のHDMIに合わせます。 LG公式クイックガイドの手順は、入力切換ボタンを、LED1とLED2が白色に点灯するまで複数回押すというものです。

ケーブルについては、テレビ側とサウンドバー側の両方に、それぞれ別の公式条件があります(後述)。SE6SにはHDMIケーブルが付属しますが、その付属ケーブルが両方の条件を満たすかどうかは、この記事が参照した公式情報からは確認できません(未確認)。

ゲーム機など、4K 100Hz/120HzやVRR/ALLMが関わる機器は、テレビの HDMI 4 につなぐのを基本とします。HDMI 3はサウンドバーが使うためです。SE6Sには機器を直接つなぐための HDMI™ IN もあり、LG公式クイックガイドはそちらにつなぐ構成も手順として示していますが、条件の読み方が変わります(後述)。「迷ったらテレビのHDMI 4」という位置づけは、この記事の判断です。

この記事で使う言葉


対象モデルと確認範囲

この記事が扱うのは、次の2機種の組み合わせだけです。

型番が違えば、端子の構成も設定項目も対応範囲も変わります。SE6S以外のLG製サウンドバーや、K-55XR50以外のBRAVIAについて、この記事は何も述べません。 他機種の仕様をこの組み合わせに当てはめることもしません。

根拠として使うのは、ソニー公式(BRAVIA 5ヘルプガイド、XR50シリーズのサポート情報・仕様表)とLG公式(SE6Sクイックガイド、SE6S商品ページ)の一次情報だけです。そこから読み取れないことは「未確認」としてそのまま残します。「未確認」は「非対応」という意味ではありません。 確認できていない、という意味です。

もうひとつ、この記事全体にかかる読み分けがあります。LG公式クイックガイドのテレビ側設定に関する記述は、LG製テレビを含むさまざまなテレビを想定した一般的な言い方になっており、ガイド自身が 「設定メニューの項目は、テレビのメーカーによって異なります」 と断っています。そのため、LG側の一般表記(たとえば出力スピーカーを[HDMI ARC]にする)と、K-55XR50側の実際のメニュー表記を突き合わせるところは、この記事の判断です。ソニーのメニュー名としてこの記事が示すのは、ソニー公式に書かれている表記だけです。


手順1:ケーブルを用意する

ここは、テレビ側とサウンドバー側で、それぞれ別の公式条件が書かれている部分です。この記事では、両方の記載をそれぞれの立場のまま示します。

この2つは別々の公式条件です。テレビとSE6Sを結ぶケーブルは、両方を満たすと確認できるものにしてください。これはこの記事の判断です。

そのうえで、SE6Sの付属品にはHDMIケーブルが含まれています(LG公式商品ページの付属品表記)。ただし、その付属HDMIケーブルが、上の2つの条件(ソニー側の「イーサネット対応」とLG側の「HDMI Licensing Administrator, Inc.の認証取得」)の両方を満たすものと同じかどうかは、この記事が参照した公式情報からは確認できません(未確認)。 ここを推測で埋めることはしません。「未確認」であって、「付属ケーブルでは使えない」という意味ではありません。

LG側の「認証を取得したHDMIケーブル」という条件は、テレビとサウンドバーを結ぶ1本だけの話ではありません。 LG公式クイックガイドは、外部機器をHDMIでつなぐ場合として、機器をSE6Sに直接つなぐ構成機器をテレビにつなぐ構成の両方を示したうえでこのヒントを置いています。つまり、ゲーム機やプレーヤーをつなぐHDMIケーブルにも、この条件は関わります。

さらに、テレビのHDMI入力で4K 100Hz/120Hzを使う場合には、ソニー側に別の条件があります。 ヘルプガイドは4K 120Hzまたは8Kに 48Gbps対応ウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要としており、XR50シリーズのサポート情報も一部の機器ではウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要としています(後述)。

設置場所によっては、必要な長さが足りるかどうかも先に確かめておいてください。


手順2:テレビの「HDMI 3」とSE6Sの「TV (eARC / ARC)」端子をつなぐ

ケーブルの両端は次のとおりです。

テレビ側をHDMI 3以外の入力に挿すと、eARC/ARCの経路になりません。 ソニー公式のHDMI入力信号一覧で、XR50シリーズのeARC/ARC対応入力とされているのはHDMI 3だけです。ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)の音声フォーマットの記載も、eARC/ARCの対象を HDMI3入力のみ としています。LG公式クイックガイドの側も、SE6Sのこの端子のつなぎ先を 「テレビのARC対応HDMI端子」 と書いています。K-55XR50でそれにあたるのがHDMI 3だ、という突き合わせはこの記事の判断です。

サウンドバー側の挿し間違いにも注意してください。 LG公式クイックガイドは、機器をつなぐ先を 「デバイスのHDMI出力端子と本製品背面のHDMI™ IN端子」 と説明しています。つまり、「HDMI™ IN」はゲーム機やプレーヤーなどの機器をつなぐための端子であり、テレビとつなぐ端子ではありません。 テレビとつなぐのは 「HDMI™ d TV (eARC / ARC)」 のほうです。LG公式の仕様表記でも、SE6SのHDMI端子は HDMI In が1系統、HDMI Out が1系統とされています。


手順3:テレビの[ブラビアリンク機器制御]を有効にする

ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「ブラビアリンク機能を設定する」の手順に従って、

[設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[ブラビアリンク設定]—[ブラビアリンク機器制御]を有効にする

を行います。

この操作は、サウンドバー側の案内とも対応しています。LG公式クイックガイドは、SIMPLINKをHDMI-CEC機能として説明したうえで、他社テレビのCEC機能の呼び名として ソニーの「ブラビアリンク」 を挙げています。この呼び名の対応づけはLG公式に書かれているものです。K-55XR50でその設定項目にあたるのが[ブラビアリンク機器制御]である、というメニュー階層レベルの突き合わせは、この記事の判断です。

ここで、LG自身が付けている注意もそのまま伝えておきます。LG公式クイックガイドは、SIMPLINKについて 「本製品または接続されている他のデバイスによっては、SIMPLINK機能が正しく動作しない場合があります。」 と記載しています。そして、LGの説明そのものは 「LGテレビにHDMIで接続されたオーディオデバイスまたはプレーヤーを、テレビのリモコン1つで簡単に操作できるHDMI-CEC機能」 という書き方です。

そのため、K-55XR50とSE6Sの組み合わせで、CECを有効にした結果として実際に何が連動するのか(電源連動、テレビのリモコンでの音量操作など)は、この記事の確認範囲に含みません(未確認)。 メーカーをまたいだ連動が必ず動くことを示す公式記載は確認できていません。

そのうえで、LG側がCEC機能の対応表として「ブラビアリンク」を名指ししている以上、この組み合わせでは最初から有効にしておく手順として案内します。連動しなかった場合でも、音そのものは以降の手順(eARC設定・スピーカー出力・SE6Sの入力選択)で出す構成です。


手順4:テレビの[eARC設定]を[オート]にする

ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「オーディオシステムをつなぐ」の手順に従って、

[オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート]

を選びます。

eARCとARCは同じものではありません。 テレビ側の音声フォーマットの記載も、eARCモードとARCモードで内容が分かれています(後述)。なお、この設定を[オート]にしたときに、この組み合わせで実際にeARCモードとARCモードのどちらで動作するかは、この記事の参照範囲では確認できていません(未確認)。 公式に案内されている設定値をそのまま示すところまでが、この記事の範囲です。


手順5:テレビの音の出口をオーディオシステムに切り換える

同じくソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「オーディオシステムを調整する」の手順に従って、

[設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム]

を選びます。これで音の出口が、テレビ本体のスピーカーからオーディオシステム側に切り替わります。この手順は、ソニー公式の記載上、HDMIケーブルでつないだ場合と光デジタルケーブルでつないだ場合の両方を対象としています。 後述の光デジタル接続に切り替えたときも、この設定はそのまま使えます。

ここは、LG側の手順と突き合わせておくところです。 LG公式クイックガイドは、HDMIでテレビとつないだときのテレビ側の操作を 「出力スピーカーを[HDMI ARC]にする」 と書き、あわせて 「設定メニューの項目は、テレビのメーカーによって異なります」 と断っています。[HDMI ARC]はLG側の一般的な言い方であり、K-55XR50のメニューに出てくる表記ではありません。 K-55XR50では、この一般的な指示にあたる操作が [スピーカー出力]—[オーディオシステム] です。この対応づけはこの記事の判断であり、メーカーがそう書いているという意味ではありません。


手順6:SE6S側で入力(ソース)を合わせる

設定はテレビ側だけで終わりません。 テレビの音を聞くときは、SE6Sの入力をテレビ用のHDMIに合わせてください。

LG公式クイックガイドの手順は次のとおりです。

この記事の構成では、場面ごとに次のように使い分けます。

見たいもの SE6Sの入力(LED表示)
テレビ番組・テレビ内のアプリ LED1とLED2が白色
テレビのHDMI入力(HDMI 4など)につないだ機器 LED1とLED2が白色(テレビ側で入力を切り換える)
SE6Sの「HDMI™ IN」につないだ機器 LED1とLED3が白色

LED1+LED2、LED1+LED3という表示自体はLG公式クイックガイドの記載です。上の表のように場面ごとに整理したのは、この記事です。

入力の選択は、音が出るかどうかに直結します。LG公式クイックガイドも、音が出ないときの確認項目のひとつとして 「正しい入力が選択されているか確認」 を挙げています。


ゲーム機・プレーヤーはどこにつなぐか

LG公式クイックガイドは、外部機器をHDMIでつなぐ構成として、次の2通りを示しています。SE6Sの機器用HDMI端子(HDMI™ IN)は1系統です。

(A)でも(B)でも、サウンドバーとテレビを結ぶHDMIケーブルはつないだままです。 (A)は「機器の映像がサウンドバーを通ってテレビへ行く」構成、(B)は「機器はテレビにつなぎ、音だけがサウンドバーへ戻る」構成です。

この記事は、4K 100Hz/120HzやVRR/ALLMが関わるゲーム機については(B)、つまりテレビの HDMI 4 を基本とします。理由は、(B)のほうが確認すべき映像側の条件が少なく、テレビ側の公式情報だけで閉じるからです。これはこの記事の判断です。

そのうえで、LG側の注意も先に示しておきます。 LG公式クイックガイドは(B)について、「接続するテレビの仕様によっては、音声が出ない場合があります。外部デバイスは本製品に直接接続することをお勧めします。」 と記載しています。これはテレビ一般に向けた注意であり、K-55XR50でそうなると書かれているものではありません。一方でソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)は、eARC/ARCと記載されたHDMI端子を使えば、テレビにつないだ外部入力機器の音声をeARC対応のオーディオシステムへパススルーできると記載しています。この2つを踏まえ、この記事は(B)を基本のままとし、LGの推奨する(A)への切り替えは「(B)で音が出なかったときの対処」として案内します。これはこの記事の判断です。

(B) テレビにつなぐ場合:ゲーム機は「HDMI 4」が基本

ソニー公式のHDMI入力信号一覧では、XR50シリーズについて 4K/120Hz・VRR・ALLM・HDCP2.3のいずれもHDMI 3とHDMI 4が対応(◯) とされています。一方で、eARC/ARC対応の入力は HDMI 3のみ です。

HDMI 3はサウンドバーが使うので、4K 100Hz/120HzやVRR/ALLMを使いたい機器は残るHDMI 4へ ——これがこの記事の判断です。

見るときは、テレビ側で入力を切り換え、SE6S側はLED1とLED2が白色のままにします。

挿すだけでは足りません:テレビ側の2つの条件

「入力信号一覧で◯」と「挿せばその信号が通る」は別の話です。 テレビ側にも条件があります。

ソニー公式サポート情報「テレビのHDMI端子でサポートされている機能」のBRAVIA 5(XR50)の表では、4K 100Hz/120Hzに対応するのはHDMI 3/HDMI 4としたうえで、HDMI 3またはHDMI 4のHDMI信号フォーマットを[拡張フォーマット(詳細)]に設定することが案内されています。あわせて、一部の機器ではウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要とも記載されています。

設定を行う場所は、ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)「HDMI入力映像をより高精彩に見るための設定」に記載があります。

[設定]—[放送と外部入力]—[外部入力設定]—[HDMI信号フォーマット/VRR設定]— 設定したいHDMI端子

このヘルプガイドが選択肢として挙げている表記は [拡張フォーマット(高機能)] で、選べる信号フォーマットは機種によって異なるとされています。また同ヘルプガイドは、4K 120Hzまたは8Kには48Gbps対応のウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要としています。

[拡張フォーマット(詳細)]と[拡張フォーマット(高機能)]は、それぞれ別のソニー公式情報に書かれている表記です。この記事では、2つをつなげて1つのメニュー名に書き直すことはしません。 K-55XR50を含むXR50シリーズを名指しで案内しているのは[拡張フォーマット(詳細)]と書いているサポート情報のほうですが、実際の操作では画面に表示されている表記に従ってください。

まとめると、テレビのHDMI 4にゲーム機をつなぐときの条件は次の2つです。

  1. その端子のHDMI信号フォーマットを、公式に案内されている設定に変更する(場所は上記のメニュー階層)
  2. ケーブルの条件を満たす(ヘルプガイドは4K 120Hz/8Kに48Gbps対応ウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要と記載。サポート情報は一部の機器でウルトラハイスピードHDMIケーブルが必要と記載。あわせてLG側の「認証を取得したHDMIケーブル」の条件も、この構成のケーブルに関わります)

テレビにつないだ機器の音声については、ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)が次のように記載しています。

eARC/ARCと記載されているHDMI端子を使用すると、テレビにつないだ外部入力機器の音声信号を、eARCに対応したオーディオシステムに出力(パススルー)できます。

つまり、テレビにつないだ機器の音声をサウンドバーへ送るという経路そのものは、テレビ側の公式情報が示しているものです。この記載は**「eARCに対応したオーディオシステム」を条件としており、SE6SはLG公式の仕様表記で eARC 対応とされています。両者を突き合わせてこの経路が成り立つと読むのは、この記事の判断です。** ただしこれは経路の話であり、どの機器のどのコンテンツでも常に特定のフォーマットで届くことを示すものではありません(後述)。

ゲーム機側がどの信号を出すか、ゲーム機側の設定でどうなるかは、この記事の範囲外です。

(A) SE6SのHDMI™ INに直接つなぐ場合

LG公式クイックガイドの手順は次のとおりです。

  1. 機器のHDMI出力端子と、SE6S背面のHDMI™ IN端子をHDMIケーブルでつなぐ
  2. SE6SのHDMI™ d TV (eARC / ARC)端子と、テレビのARC対応HDMI端子をHDMIケーブルでつなぐ(K-55XR50では HDMI 3。この突き合わせはこの記事の判断です)
  3. 入力切換ボタンを、LED1とLED3が白色に点灯するまで複数回押す

映像はサウンドバーを経由してテレビへ送られる(パススルー)形になります。テレビ番組やテレビ内のアプリに戻るときは、SE6Sの入力をLED1とLED2が白色の状態に戻してください。

ここで押さえておく点があります。 この構成では、HDMI™ INにつないだ機器の映像は、テレビ側では HDMI 3 に入ってきます。 したがって、テレビ側のHDMI 3についての条件(前掲のHDMI信号フォーマットの設定、ケーブルの条件)も同時に関わります。 また、LG側の「認証を取得したHDMIケーブル」の条件は、機器とSE6Sを結ぶケーブルにも関わります。

そのうえで、SE6Sを経由した状態で、テレビのHDMI 3がeARCで音声を受けながら4K 120HzやVRRの映像を通すという組み合わせが実際にどう成立するかは、この記事が参照した公式情報からは確認できません(未確認)。 ソニー側の公式情報はテレビの入力端子について、LG側の公式情報はサウンドバーのパススルーについて、それぞれ別々に書かれているものであり、両者を重ね合わせた動作を保証する記載は確認できていません。 この点も、ゲーム機はテレビの HDMI 4 を基本とするというこの記事の判断の理由です。

この構成で通る映像の範囲は、次の節で整理します。


SE6Sに直接つないだときの映像:公式に書かれている範囲

ここは、公式情報の粒度に注意が必要なところです。

商品ページの表示

LG公式のSE6S商品ページの「HDMI対応」欄には、次の項目が挙げられています。

この記事が確認できたのは、ここまでです。

この記事の整理

あわせて、テレビ側にも読み方の注意があります。 ソニー公式のHDMI入力信号一覧でXR50シリーズについて◯とされているのは 4K/120Hz・VRR・ALLM・HDCP2.3(HDMI 3/HDMI 4) です。そして前節のとおり、テレビ側では別途、HDMI信号フォーマットの設定とケーブルの条件が必要とされています。サウンドバー側の商品ページに項目があることは、テレビ側でその表示が成立することの根拠にはなりません。 実際に映像が出るかどうかは、送り出す機器・サウンドバー・テレビ・ケーブルのすべてが関わります。


音声フォーマットの読み方

テレビ側(送り出す側)の記載

ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)の音声フォーマットの記載は、eARC/ARC(HDMI3入力のみ)について、eARCモードとARCモードを分けて示しています。

ここから分かるのは、テレビ側の記載でも、eARCモードとARCモードでは挙げられているフォーマットが違うということです。7.1chのリニアPCM、DTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、DTS:Xが挙げられているのはeARCモードの側です。手順4で[eARC設定]を[オート]にしておくのは、この点でも意味があります。

サウンドバー側の記載

LG公式のSE6S商品ページには、次の表記があります。

読み方の注意

1つめ。テレビ側の一覧とサウンドバー側の一覧は、別々の公式情報です。 両方に名前が挙がっているフォーマットがあっても、この組み合わせで実際にそのフォーマットで再生されることを、この記事は保証しません。 テレビ側の一覧は「テレビが出力できるとされる範囲」、サウンドバー側の一覧は「LGが商品ページに挙げているフォーマット」であり、2つを重ね合わせた動作を示す公式記載は確認できていません(未確認)。

2つめ。一覧に載っていることは、常にそのフォーマットで届くという意味ではありません。 実際に何が届くかは、送り出す機器、テレビ、アプリやサービス、個々のコンテンツ、各種の出力設定によって変わります。ソニー公式の記載も、そのモードで扱えるフォーマットを示すところまでです。

3つめ。SE6Sは公式表記で3.0chです。 Dolby AtmosやDTS:Xが商品ページに挙げられていますが、その構成でどのように再生されるのか(どんな鳴り方になるのか)は、この記事の確認範囲に含みません(未確認)。


HDMIが使えないときの代替:光デジタル

HDMIの経路が使えない場合の代替(フォールバック)として、光デジタル接続があります。あくまで代替であり、この記事の基本構成はHDMI eARCのままです。

端子は両側にあります。テレビ側は、ソニー公式のBRAVIA 5(XR50シリーズ)仕様表に 光デジタル音声出力端子が1系統(AAC/PCM/AC3/DTS) と記載されています。サウンドバー側は、LG公式の仕様表記に 光デジタル入力(S/PDIF) が1系統あり、テレビ音声用の接続として光デジタルが挙げられています。

光デジタルケーブルは、LG公式クイックガイドの表記で「別売」です。付属していません。 先に用意してください。

手順は次のとおりです。

  1. テレビの光デジタル音声出力(OPTICAL OUT)端子と、SE6Sの OPTICAL IN 端子を光デジタルケーブルでつなぐ
  2. テレビ側で [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[光デジタル音声出力設定]—[光デジタル音声出力] の設定を有効にする(ソニー公式ヘルプガイド「オーディオシステムをつなぐ」の光デジタルケーブル接続の手順)
  3. テレビ側で [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選ぶ(この手順は、ソニー公式の記載上、光デジタルでつないだ場合も対象です)
  4. SE6Sの入力切換ボタンを、LED1とLED2が白色に点灯するまで複数回押す

手順2はHDMI接続のときには出てこない、光デジタル接続のためのソニー側の設定です。 ここを飛ばさないでください。

LG側の一般表記との読み分けも同じです。 LG公式クイックガイドは、光デジタルのときのテレビ側操作を 「出力スピーカーを[オプティカル]または[外部スピーカー]にする」 と書き、あわせて 「設定メニューの項目は、テレビのメーカーによって異なります」 と断っています。[オプティカル][外部スピーカー]はLG側の一般的な言い方であり、K-55XR50のメニュー表記ではありません。 K-55XR50側で行うのは、上の手順2と手順3です。この対応づけはこの記事の判断です。

SE6Sの入力表示について、一点そのまま伝えておきます。 LG公式クイックガイドは、テレビ用HDMI(eARC/ARC)のときも、光デジタルのときも、同じく「LED1とLED2が白色」 と記載しています。この記事は、この2つを別の表示として書き分けることはしません。

HDMIと光デジタルを同時につないだ場合について、LG公式クイックガイドは「両方に接続されている場合は、ARC信号が優先」と記載しています。 つまり、HDMIケーブルをつないだまま光デジタルに切り替えようとしても、ARC側が優先されます。光デジタルを実際に使う代替手段として試すなら、テレビとSE6SのあいだのHDMIケーブルを外して切り分けてください。これはこの記事の判断です。

光デジタルはHDMI eARCと同じものではありません。 テレビ側の仕様表で光デジタル音声出力端子に挙げられているのは AAC/PCM/AC3/DTS であり、前掲のeARCモードの一覧とは範囲が異なります。HDMI eARCを基本とし、光デジタルはHDMIの経路が使えないときの選択肢とする、というのはこの記事の判断です。

上に挙げた以外の、光デジタル接続にかかわるテレビ側・サウンドバー側の設定項目については、この記事では扱いません(未確認)。


音が出ないときに見直すところ

LG公式クイックガイドのトラブルシューティング「音が出ない」が挙げている確認項目は、接続状況・音量が最小になっていないか・ミュート機能・正しい入力が選択されているかの4点です。この組み合わせでは、これにテレビ側の設定を合わせて次の順に確認してください。(LG側の確認項目としてこの記事が示すのは、この4点だけです。)

  1. ケーブルの接続状況。挿し込みが浅くないか。テレビ側が HDMI 3 に、サウンドバー側が HDMI™ d TV (eARC / ARC) に挿さっているか。SE6Sの「HDMI™ IN」に挿していないか。
  2. SE6Sの入力。テレビの音を聞くときに、LED1とLED2が白色になっているか。なっていなければ、入力切換ボタンをその表示になるまで複数回押す。
  3. 音量。SE6Sの音量が最小になっていないか。
  4. ミュート。SE6Sが消音になっていないか。
  5. ケーブルの条件。テレビ側のイーサネット対応HDMIケーブルという条件と、LG側のHDMI Licensing Administrator, Inc.の認証を取得したHDMIケーブルという条件の両方を満たすと確認できるものか(付属ケーブルが両方を満たすかは未確認)。
  6. テレビの[スピーカー出力][オーディオシステム] になっているか(手順5)。
  7. テレビの[eARC設定][オート] になっているか(手順4)。
  8. テレビの[ブラビアリンク機器制御]。有効になっているか(手順3)。

上の1〜4がLG公式に挙げられている確認項目、5〜8はテレビ側の公式記載にもとづく確認です。この2つを並べる順序づけはこの記事の整理です。

テレビにつないだ機器(HDMI 4など)の音だけが出ない場合

テレビ番組の音はSE6Sから出るのに、テレビのHDMI入力につないだ機器の音だけが出ない、というときの確認です。

テレビのHDMI 4につないだ機器で、4K 100Hz/120HzやVRRにならない場合

SE6SのHDMI™ INにつないだ機器で、映像が思ったとおりにならない場合

光デジタルにしたのに音が出ない場合

ここに挙げていない症状や原因については、この記事では判断しません。


迷いやすい点の整理


この記事で扱わないこと

以下は確認範囲に含まれないため、この記事では判断しません。いずれも「未確認」であって、「非対応」という意味ではありません。

これらは、それぞれのソニー公式情報・LG公式情報を直接確認してください。


まとめ

出典:ソニー公式 HDMI入力信号一覧(ブラビアのHDMI入力信号一覧)/ソニー公式サポート情報(テレビのHDMI端子でサポートされている機能)/ソニー公式ヘルプガイド(BRAVIA 5)/ソニー公式仕様表(BRAVIA 5 XR50シリーズ)/LG公式 SE6S クイックガイド/LG公式 SE6S 商品ページ

参照した公式情報

この記事の判断に使用したメーカー公式資料です。