BRAVIA 5「K-55XR50」× Denon DHT-S218はどうつなぐ? HDMI eARC接続の手順と、ゲーム機・プレーヤーのつなぎ方

結論

BRAVIA 5「K-55XR50」とDenon「DHT-S218」の組み合わせでは、HDMI eARCでつなぐのが基本です。テレビ側はK-55XR50の HDMI 3(Sony公式の入力信号一覧でeARC/ARC対応とされている入力)を使い、DHT-S218のHDMI出力端子とつなぎます。

テレビ側で必要な設定は次の2つです。いずれもSony公式ヘルプガイドに記載されている表記です。

DHT-S218にはHDMI入力も1系統あるので、ゲーム機やプレーヤーをサウンドバーに直接つなぐこともできます。ただしDenon公式が示しているこの入力の映像スコープは 4K/60Hz映像信号・VRR・ALLM までです。4K/120Hzが関係する機器は、テレビ側につないでeARCで音を戻すほうが安全です(詳しくは後述)。

光デジタルでつなぐ選択肢もありますが、それはHDMI eARC/ARCが使えないときの代替手段です。とくにDenon公式は 光デジタル接続でのDolby Atmos再生に対応していないと明記しているため、eARCと同じ接続方法とは考えないでください。

なお、この記事に出てくる用語は次のようなものです。


なぜHDMI eARCを基本にするのか

理由は、両側の公式情報がHDMI eARCでかみ合うためです。

まずテレビ側です。Sony公式の入力信号一覧では、BRAVIA 5(XR50シリーズ)のeARC/ARC対応入力として HDMI 3 が示されています。テレビ側にeARC/ARCの受け口が用意されている、ということです。

次にDHT-S218側です。Denon公式の製品情報では、HDMI端子は 1入力/1出力で、eARC / ARC / CEC / VRR / ALLM対応と記載されています。テレビへつなぐための出力が1つあり、そこがeARCに対応している、という構成です。

さらにDenon公式は、DHT-S218の対応音声フォーマットとして Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、リニアPCM(最大7.1ch) を挙げています。この記載はHDMI eARCの経路に関するものです。一方で光デジタル接続については、後述のとおりDolby Atmos再生に対応しないと明記されています。つまり、この組み合わせで能力の高い経路はHDMI eARCだ、というのが公式情報から言えることです。


接続と設定の手順

1. ケーブルを用意する

ケーブルについては、DenonとSonyそれぞれの公式情報に別々の記載があります。まとめて1つの結論にはできないため、この記事では分けて書きます。

この2つの関係については、後述の「ケーブルについて断定しない点」を先に読んでおいてください。

2. HDMI 3とDHT-S218のHDMI出力をつなぐ

BRAVIA 5「K-55XR50」側は HDMI 3(Sony公式入力信号一覧でeARC/ARC対応とされている入力)に挿します。反対側は、DHT-S218の HDMI出力端子(Denon公式がeARC/ARC/CEC対応と記載している端子)に挿します。DHT-S218のHDMI入力ではなく、出力側である点に注意してください。

3. テレビ側のeARC設定をオートにする

Sony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [オーディオシステム設定]—[eARC設定]—[オート] を選びます。

4. 音をサウンドバーから出す設定にする

同じくSony公式ヘルプガイドの手順に従い、 [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] を選びます。

ここまでで、テレビの音をDHT-S218から出す設定がそろいます。ここに書いたメニュー名はいずれもSony公式ヘルプガイドの表記どおりで、それ以外のメニュー名や項目をこの記事で推測して補うことはしません。


ゲーム機・プレーヤーはどちらにつなぐか

DHT-S218は、テレビ経由で音を受け取るだけの機種ではありません。Denon公式は「かんたん接続」として、4K/60Hz映像信号に対応するHDMI入力を1系統備えていると記載しており、ゲーム機やプレーヤーをサウンドバーに直接つなぐ使い方ができます。映像に関してDenon公式が示しているのは 4K/60Hz・VRR・ALLM です。

ここから、この記事の判断は次のようになります。

直接つないでよい場合

4K/60Hzの範囲で使う機器なら、DHT-S218のHDMI入力に直接つないで問題ありません。VRRやALLMもDenon公式が記載している範囲です。入力は1系統だけなので、直接つなげるのは基本的に1台と考えてください。

テレビ側につないだほうがよい場合

4K/120Hzが関係する機器(そこを重視して使いたい場合を含む)は、

ゲーム機・プレーヤー → テレビのHDMI入力 → (eARC)→ DHT-S218

の順につなぐのが基本です。

理由は単純で、Denon公式がDHT-S218について示しているのは4K/60Hzまでで、4K/120Hzについては確認できていないためです。VRRやALLMに対応しているからといって4K/120Hzに対応していると読み替えることはできません。この記事では DHT-S218の4K/120Hz対応について、対応するとも対応しないとも主張しません(未確認)。確認できていない以上、そこが重要な機器はテレビ側に直接つなぐほうが安全、という判断です。

なお、テレビ側の各HDMI入力がどの映像信号に対応するか、どの入力にゲーム機をつなぐべきかについては、この記事の確認範囲に含みません。Sony公式の入力信号一覧を確認してください。


音声フォーマットについての注意点

Denon公式は、DHT-S218の対応音声フォーマットとして Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、リニアPCM(最大7.1ch) を挙げています。HDMI eARCでつなぐ意味は、まさにこの部分にあります。

ただしこれは、「K-55XR50につなげば、どんな場合でもAtmosで鳴る」という意味ではありません。この記事が参照した公式情報は、あくまでDHT-S218側のフォーマット対応の記載までです。テレビ内のアプリ、外部プレーヤーやゲーム機などの機器、個々のコンテンツ、経路や設定といった条件ごとに、実際にどのフォーマットが届くかを保証するものではありません。


テレビのリモコンでDHT-S218を操作する

Denon公式マニュアルには、テレビのリモコンで本機を操作する方法として 3つが案内されています。

この記事の判断としては、K-55XR50との組み合わせでは まずHDMIコントロール(CEC)を試すことをおすすめします。すでにHDMIケーブル1本でつないでいる構成そのものを使う方法であり、DHT-S218のHDMI端子がCEC対応であることもDenon公式に記載があるためです。

一方で、リモコンプリセットやリモコン学習が、K-55XR50に付属するリモコンでうまく動くかどうかは、この記事では確認できていません。 Denon公式も、これらの方法が存在すること自体は案内していますが、特定のテレビのリモコンとの組み合わせまで保証するものではありません。「プリセットや学習で必ず操作できる」とは、この記事では断定しません。CECでうまくいかない場合の追加の選択肢として存在する、という位置づけで考えてください。

テレビ側のHDMIコントロール(CEC)に関する設定項目名や操作手順については、この記事の確認範囲に含みません。


光デジタルでつなぐ場合の位置づけ

HDMI eARC/ARCがどうしても使えない場合は、光デジタル接続が代替手段になります。両側に端子があることは公式情報で確認できます。

ただし、これはeARCと能力が同じ接続方法ではありません。Denon公式の「かんたんスタートガイド」には、光デジタル接続について 「光デジタル接続でのDolby Atmos®再生には対応していません。」 と明記されています。つまり、Atmosを目的にするなら光デジタルは選べません。ここはメーカー自身がはっきり書いている境界線なので、「光デジタルでもAtmosで鳴るかもしれない」といった期待は持たないでください。

なお、光デジタルでつなぐ場合も、音の出口をテレビ本体のスピーカーから切り替えるための [設定]—[画面と音声]—[音声出力]—[スピーカー出力]—[オーディオシステム] は共通です(Sony公式ヘルプガイドのこの手順は、HDMIケーブルと光デジタルケーブルの両方の接続を対象として案内されています)。それ以外の、光デジタル接続を使うためのテレビ側の設定項目については、この記事の確認範囲に含みません。

また、光デジタル接続にした場合、HDMIコントロール(CEC)による連動がどうなるかについても、この記事では判断しません。


ケーブルについて断定しない点

この記事で言えるのは、次の2点です。

一方で、DHT-S218に付属するHDMIケーブルが、テレビ側でSonyが求めている「イーサネット対応HDMIケーブル」の条件をすべて満たすと確認できたわけではありません。 「付属ケーブルをそのまま使えば要件を満たす」とは、この記事では断定しません。逆に「使えない」とも断定しません。どちらも、参照した公式情報からは読み取れないためです。

この点を重視する場合は、手元のケーブルの仕様表記を確認するか、イーサネット対応と明記されたHDMIケーブルを別途用意するのが確実です。


この記事で扱わないこと

以下は今回の確認範囲に含まれていないため、この記事では判断しません。

これらは別途、Sony公式・Denon公式それぞれの情報を確認してください。


まとめ

出典:Sony公式仕様情報/Sony公式ヘルプガイド/Sony公式サポート情報/Denon公式製品情報/Denon公式マニュアル/Denon公式かんたんスタートガイド

参照した公式情報

この記事の判断に使用したメーカー公式資料です。